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ソウルの市内バス

ソウルシネポス / 서울 시내 버스
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ソウルの街を縦横無尽に駆け抜けるソウル市民の足
「ソウルの市内バス」は、ソウル市が認可官署となり主にソウルを走るいわゆる路線バスです。地下鉄ではカバーできないソウル市内の隅々から一部近郊都市まで、ソウルのバス路線は網の目のように細かく張り巡らされています。

路線範囲と運行距離によって青、緑、黄、赤の4色の車体とバス番号で路線を区別しているのが特徴。外国人観光客には利用が少し難しいように思われますが、コツを掴めば十分に利用できます。

ソウルのバスの種類と料金、乗り方と降り方をガイドします。
ソウル市内バスの路線体系と種類
幹線バス(ブルー)
3桁のバス番号がふられる青色の幹線バスは、ソウル市郊外と都心部、副都心部などを結ぶ路線を運行します。主要地域間の移動をスムーズかつ一定の時間にすることを目指して設定されました。

ソウル市内バスの中では長距離を走ります。
支線バス(グリーン)
4桁のバス番号がふられる緑色の支線バスは、幹線バスの停留所や地下鉄駅との連結を重視し、地域内の移動を円滑にするために設定されました。そのため、バスとバス、地下鉄とバスの乗り換えが便利な路線です。
マウルバス(グリーン)
マウルバスは「麻浦(マポ)01」のように主に運行する区の名前と2桁のバス番号がふられた緑色の小型バス。

支線バスの補助的役割をする路線で、幹線バスや支線バスの停留所近くを運行したり、地下鉄駅と連結しています。幹線バスや支線バスと比べ低料金制です。
緑色循環バス(黄緑)
2桁のバス番号がふられる黄緑色の緑色循環バスは、2020年1月に黄色の循環バスに代わって導入されました。

ビジネス、ショッピング、観光などの需要を想定し、明洞(ミョンドン)東大門(トンデムン)ソウル駅景福宮(キョンボックン)Nソウルタワーなどソウル都心部の人気スポットを循環する路線を担います。全車両がノンステップ仕様の電気バスです。
広域バス(レッド)
4桁のバス番号がふられる赤色の広域バスは、ソウルと京畿道(キョンギド)などの近郊都市を結ぶ路線を走ります。

いわゆる急行バスのため、独立料金体系を取り、走行距離と時間も長くなっています。ソウル市内境界に流入する自家用車の交通量を抑える目的です。
ソウル市内バスの乗車料金と支払方法
基本料金
バスの種類 交通カード 現金
一般 一般 青少年 子ども
幹線バス
支線バス
1,200 1,300 1,000 450
マウルバス 900 1,000 550 300
緑色循環バス 600 700 450 200
広域バス 2,300 2,400 1,800 1,200
※2021年2月時点
※基本区間は10km以内、料金単位はウォン
※一般は満19歳以上、青少年は満13~18歳、子どもは満6~12歳
※満6歳未満の乳幼児は、乗客1人が同伴すれば3人まで無料乗車可能
※基本区間10km超過時は5kmごと100ウォン追加5kmごと100ウォン(青少年80ウォン、子ども50ウォン)追加
※乗り換えせず1度のみ乗車する場合は距離に関係なく基本料金のみを支払います
※交通カード利用時のみ、早朝割引として3:00から6:30までの間に乗車すると20%割引料金が適用されます
乗車料金の支払い方法
2人分まとめて支払いもOK
2人分まとめて支払いもOK
乗車時に現金で支払う、もしくは「T-money」 などの交通カードで支払う、の2通りがあります。

現金の場合は、車内に両替機がないので事前に1,000ウォン札を準備しておく必要があります。T-moneyなどの交通カードで支払う場合も、車内でチャージはできないので残高不足の場合は乗車できません。

複数名の乗車料金を1度に支払うこともできます。乗車時、運転手に「2名です(2명이요、トゥミョンイヨ)」と人数を申し出ればOK。
交通カードなら乗り換え割引あり
「T-money」をはじめとする韓国の交通系ICカード
「T-money」をはじめとする韓国の交通系ICカード
現金支払い時は地下鉄からバスへ、バスからバスへ乗り換える場合、乗車のたびに料金が発生するのに対し、交通カード支払い時は乗り換え割引が適用されます。

乗り換え間隔は30分以内(21:00~翌7:00は60分以内)で、4回まで乗り換え可能です。
【地下鉄から幹線バスへの乗り換え比較】
現金払い:2,650ウォン
地下鉄の基本料金1,350ウォンと幹線バスの基本料金1,300ウォン
交通カード払い:1,250ウォン
地下鉄の基本料金1,250ウォンのみ。幹線バスの基本料金1,200ウォンは乗り換え割引が適用され不要。

※比較例は、総走行距離が基本料金内の移動の場合
※乗り換えるバス番号が同じ場合は乗り換え割引の適用外
※地下鉄から地下鉄への乗り換えは路線が異なっても乗り換え割引の適用外
※交通カードを利用した複数名乗車の場合、バスは乗り換え割引適用、地下鉄は乗り換え割引不可
ソウル市内バスの乗り方
1.停留所に行く
ソウル市内バスの停留所は2タイプあります。一般道路を走行する区間は道路際に、バス専用レーンを走行する区間は道路中央に設置されています。
道路際にある停留所はバス停のイラストが目印
道路際にある停留所はバス停のイラストが目印
道路中央にある停留所
道路中央にある停留所
2.バス番号を確認
停留所には路線番号がずらり
停留所には路線番号がずらり
停留所には、停車するバス番号が表示されています。利用しようとしているバスの停留所に間違いがないか確認しましょう。

時刻表はありませんが、概ね5分~15分間隔で運行。ほとんどの停留所には電光掲示板があり、到着予定時刻を確認することができます。
電光掲示板
電光掲示板
【電光掲示板の見方】
左列:停車するバス番号
右列:6분…6分。バス到着までの時間
中央緑:저상…ノンステップバス
最下段:곧도착…もうすぐ到着するバスの番号
3.乗車
車体に大きく表示されたバス番号を確認し、前から乗車します。一列に並んで待つことはなく、バスが到着次第、各自乗り込みます。

複数の路線が乗り入れている停留所は混み合うので、バスは停車次第、扉を開けて乗客を待ちます。そういう時は、停車位置へ自ら向かわなければ出発してしまうこともあります。

バス番号が見えにくい場合は、飛び出す路線番号板なども参考に。
乗車は前から
乗車は前から
乗車口に注目。飛び出す路線番号板
乗車口に注目。飛び出す路線番号板
駆け込み乗車は危険ですが、韓国のバスはせっかち
駆け込み乗車は危険ですが、韓国のバスはせっかち
混雑が激しい場合は、前後両方の扉から乗車させる運転手もいます。その場合は前の人に続いて乗り込みましょう。逆に、停留所に人が少ないと運転手が見落として素通りしてしまうこともあります。
※広域バスは座席が原則のため、停留所に一列に並んで待ちます
4.支払い
前から乗車し、現金または交通カードで運賃を支払います。

現金は運転手席の横に設置されている運賃箱に入れましょう。車内に両替機はなく、1,000ウォン札か硬貨の支払いのみ可能です。

車内で交通カードのチャージはできません。乗車前に残高を確認しておきましょう。
車内に両替機はありません
車内に両替機はありません
乗車時に端末機にタッチ
乗車時に端末機にタッチ
5.降車
目的地が近づいたらブザーを押します。車内アナウンスは到着する停留所とその次に到着する停留所の2つを案内するので、韓国語が分かる人は降りる際の参考にしましょう。英語のアナウンスがある路線、区間もあります。

降車時は後ろから。停留所に到着したら、すばやく移動を。降車前にドアを閉められてしまったら「運転手さん降ります(기사님 내릴게요、キサニム ネリルケヨ)」と大きな声で言いましょう。

現金支払いの場合はそのまま下車します。交通カード支払いの場合は端末機にカードをタッチしてから下車しましょう。タッチすると「下車です(하차입니다、ハチャイムニダ」と自動音声が流れます。
ブザーを押して
ブザーを押して
すばやく降車
すばやく降車
知っておきたい!バスマナーとサービス
ソウル市民の足と言える市内バス。それを裏付けるソウル市のデータとして、2019年9月の公共交通機関利用件数(1日平均)によると、地下鉄の434万件に対しバスが511万件とバスの方が多く利用されていることが伺えます。
※件数は交通カードデータ基準

年々向上している乗車環境と利用者へのサービス。乗車前にポイントを押さえておきましょう!
テイクアウト用コップを持っての乗車はNG!
ソウル市内バスでは、使い捨てコップに入った飲み物やフタが空いた状態の缶飲料の持ち込みが禁止されています。この他、カップに入った屋台フードやソフトクリームなど、包装されていない状態の食べ物も同様です。

これらの飲食物を持って乗車しようとした場合、運転手が乗車拒否できるように定められています。
テイクアウト用コップはすべてNG
テイクアウト用コップはすべてNG
屋台フードも持ち込み禁止
屋台フードも持ち込み禁止
ソウルのバス車内はフリーWi-Fi
簡単な設定で利用が可能
簡単な設定で利用が可能
ソウル市内バスの車内には公衆Wi-Fiが設置されており、外国人観光客も利用が可能です。

2018年から段階的に設置が進み、2020年12月にはすべての市内バスに公衆Wi-Fiが設置されました。また、バス停留所でも公衆Wi-Fiが利用できるように計画されています。
極寒ソウルでは停留所に防寒サービスあり
最低気温が零下になることも多い冬のソウルでは、バスを待つわずかの時間も凍えるほど。一部の停留所のベンチは温熱ヒーターが設置されています。設定温度以下になると自動加熱される仕組み。

また、停留所脇に防寒テントが設置されることもあります。些細なことのように思えますが、ビニールテントひとつで天国と地獄の差。ちょっとした心遣いに寒さもほぐれるようです。
見た目は普通のベンチだが温熱ヒーター内蔵
見た目は普通のベンチだが温熱ヒーター内蔵
冷たい風を避けるだけでも体感温度が変わります
冷たい風を避けるだけでも体感温度が変わります
バス専用レーンでスムーズ運行
2004年から始まったソウル市のバス改革によりバスの路線体系が変更され、同時にバス専用レーンの整備も進められました。

これにより、バスの配車間隔が早くなり、利用者が増加したとも言われています。

ソウルではバス=混む=時間が読めないのイメージがありましたが、バスレーンが功を奏し、規定間隔通りに運行されることも少なくありません。
ノンステップバスは2025年を目標に整備中
2003年から進められているノンステップバスへの移行は、ソウル市内バス約7,400台(2019年3月時点)のうち、47%が完了。2025年までにすべてのバスへの整備を目標にしています。

バス車内の優先座席は出口付近に設置されており、文字や黄色のカバーで示されています(妊産婦優先席はピンク色)。
乗り降りが楽なノンステップバス
乗り降りが楽なノンステップバス
黄色やピンクのカバーの席は譲り合いましょう
黄色やピンクのカバーの席は譲り合いましょう
荒めの運転と自由な車内
バス車内は運転手の城(?)。運転手の好みのラジオや音楽が流れていることもあります。運転は日本と比べて荒めなので、車内の手すりやつり革にしっかり掴まって、安全を確保しましょう。

年々運転手のマナーは改善されているようですが、かなり自由な雰囲気なので、ソウルのバスに乗る楽しみのひとつ(?)と言えなくもありません。
手すりにしっかりつかまって
手すりにしっかりつかまって
クリスマスにはこんな趣向も
クリスマスにはこんな趣向も
ソウル市内バスに乗るためのワンポイントTIPS
最寄の地下鉄駅目指して、青いバスにとりあえず乗ってみる
赤く示された現在地と地下鉄駅が手掛かり
赤く示された現在地と地下鉄駅が手掛かり
バスに乗るために、路線を調べ…時刻表を調べ…という日本と同じ過程を踏もうとすると、ソウルのバスではかえって困難に。韓国語の壁もかなりのネックとなります。

まずは、ホテルや主要観光地の近くにある停留所に行き、路線図を見てみましょう。現在地は赤い矢印で示されており、その先をたどってみると、地下鉄駅が英語で表示されているのを見つけることができます。

なぜなら幹線バスは地下鉄との連結を想定して路線が設定されているので、必ず地下鉄駅を通るからです。
バス番号を確認し、数個先の地下鉄駅近くの停留所まで試しに乗ってみましょう。 交通手段としてよりも、体験として始めてみると、意外な発見も多く、慣れるに従って距離を伸ばしていけば要領がつかめてきます。
急行の赤いバスには気軽に乗らない
赤いバスは乗る前にリサーチ必須
赤いバスは乗る前にリサーチ必須
広域バスはソウルと京畿道などの近郊都市を結ぶ中長距離バスです。停留所間の距離も長いため、うっかり乗ってしまうと、途中下車もできず、とんでもなく遠くへ行ってしまうこともあります。

坡州(パジュ)・ヘイリ芸術村江華島(カンファド)のように広域バスでなければアクセスできないスポットへの訪問を計画している以外は、乗らないように注意しましょう。

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掲載日:21.03.01
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