宗廟市民公園

チョンミョシミンコンウォン / 종묘시민공원 *登録日時点の情報のため、変更する可能性があります。

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仁寺洞・鐘路クチコミなし

世界遺産「宗廟」の入口にあるお年寄りの憩いの場宗廟大祭(チョンミョテジェ)で有名な宗廟(チョンミョ)の入口前にある小さな「宗廟市民公園(チョンミョシミンコンウォン)」。若者の集まる鐘路(チョンノ)エリアに位置していますが、お年寄りの憩いの場としても有名です。公園内には歴史的な文化財もいくつかあり、朝鮮時代に君主が宗廟で祭祀(チェサ)を行う際に手を洗ったといわれる御井(オジョン)や、古代の烈士たちに対して敬意を示し「この前を通り過ぎる時は身分を告げ馬から下りて通らなければならない」という意味の言葉が書かれた石碑の下馬碑(ハマビ)などを目にすることができます。

宗廟入口にあるお年寄りの憩いの場

「宗廟市民公園(チョンミョシミンコンウォン)」は、宗廟(朝鮮王朝歴代王と王妃の位牌を祀った王室の霊廟)の入口前にある公園です。

1985年に竣工し、広さは 39,669平方メートル(約12,000坪)、地下は駐車場になっています。

公園を抜けると宗廟の正門が

1995年に宗廟がユネスコ世界文化遺産に指定され、あわせて「宗廟市民公園」に訪れる人も多くなりました。

公園は若い人でにぎわう鐘路(チョンノ)に位置していますが、お年寄りの憩いの場としても有名です。

かつては１日4,000人近く集まる公園

「宗廟市民公園」は、地下鉄１・３・５号線が乗り入れる鐘路３街(チョンノサムガ)駅のすぐ近くにあり、アクセスが便利であるため、朝早くから1日約2,000人以上のお年寄りが集まります。

かつて１日3～4,000人が集まることもあったそうですが、これはお隣の「タプコル公園」が2001年に補修工事を経て利用時間が制限されたため。宗廟市民公園内の利用者数が増加するに伴い、一時は公園内の秩序が乱れることがありましたが、2007年にソウル市は「宗廟市民公園浄化事業」を開始。公園内の緑化やパトロール強化を行ないました。

現在は世間話や政治談議、囲碁将棋をしたり、体操などをしながら時間を過ごすお年寄りが多く、平和な風景が見られます。

囲碁を楽しむお年寄り

エサに集まるハト

ピークはだいたい14時から16時

文化財や銅像などが点在

「宗廟市民公園」には朝鮮時代や大韓帝国時代の歴史にまつわるものがあちこちにあります。

下馬碑(ハマビ)

宗廟の正門右側に位置。下馬碑とは朝鮮時代、宗廟や王宮の門の前に建てられた石碑。王や貴族、学者などの墓地の前に建っていることもあります。

「この前を通り過ぎる時は身分を告げ、馬から下りて通らなければならない」と書かれており、埋葬者に敬意を示す目印として機能しました。

宗廟を訪れた王も、この石碑の前で馬から下りなければならなかったそうです。

御井(オジョン)−有形文化財　第56号　

どれだけひどい日照りでも水が減らないといわれる井戸で、中は花崗岩(かこうがん)が積み上げられています。

朝鮮時代(1392～1910)には君主が宗廟で祭祀(チェサ)を執り行う際に、この御井の水で手を洗ったといわれています。

現在は水脈とつながっていないので水はありません。

李商在銅像

李商在(イ・サンジェ、1850～1927)は、大韓帝国時代(1897～1910)の政治家、日本統治時代の教育・青年運動家、独立運動家。

1919年の３・１運動を始めとする朝鮮近代史上の主要事件に関わった人物で、朝鮮におけるＹMCA(キリスト教青年会)の発展に貢献しました。

鄭道伝詩碑

1995年ソウル遷都600周年を記念して建てられた鄭道伝（チョン・ドジョン、1342～1398）の詩碑。

鄭道伝は、朝鮮建国の功臣として知られている高麗末期から朝鮮王朝初期の政治家で、詩碑には彼のレリーフと「進新都八景詩」が刻まれています。

宗廟へ行く前の、ちょっとした散策に

神聖な場所である宗廟への入口として緑豊かに作られた「宗廟市民公園」。

こぢんまりとした公園ですが、宗廟へ行く前にちょっとひとめぐりするのもいいかもしれません。お隣の国のお年寄りが老後を楽しむ様子を眺めるのも旅の思い出になることでしょう。

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基本データ

店名	宗廟市民公園
ジャンル	公園・広場・名物通り
観覧時間の目安	0.5時間
電話番号	02-765-0195
営業時間	なし
休業日	なし
日本語	不可
その他外国語	不可
Eメール	なし
関連サイト	なし