広城堡

クァンソンボ / 광성보 *登録日時点の情報のため、変更する可能性があります。

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江華島

5.0

1件

江華海峡の元要塞、朝鮮とアメリカの武力衝突決戦地ソウルの北西約50キロにある江華島(カンファド)の南東部の海岸に位置し、古来から朝鮮半島と江華島の間の江華海峡を守った要塞「広城堡(クァンソンボ)」。「堡＝砦(とりで)」の意味で、地形が険しい江華島の海岸の「12の砦」の1つに数えられます。1871年に当時の朝鮮とアメリカ軍の間で起きた「辛未洋擾(しんみようじょう)」事件の決戦地として有名で、現在は、復元した城門「按海楼(アンヘル)」や古い大砲、慰霊碑「双忠碑閣(サンチュンピガッ)」が設けられた広い自然公園になっています。敷地内の約6,000平方メートルは1971年に国の「史跡第227号」に指定されています。

見所

アメリカとの戦いをしのばせる大砲など展示

城門「按海楼(アンヘル)」

もともとは朝鮮時代の前の高麗がモンゴルの侵略に対抗するために海岸沿いに石と土を混ぜて長く壁を積んで築造。江華島のあちこちに港が設けられた朝鮮時代の1658年に本格的な砦になりました。1745年に石城に改築された際に初めて「按海楼(アンヘル)」が建てられました。

「辛未洋擾」では、朝鮮王朝に開国を迫って海峡を北上して来たアメリカの艦隊を朝鮮軍が大砲などで迎え撃って激戦を展開。武器に劣った朝鮮軍は約350人が死傷して指揮本部を失い、米兵も10数人が死傷したと伝わっています。現在の「按海楼」は1970年代後半に再建され、高さ10メートルほどの立派な建物です。

大砲は、かつての米艦隊を見据えるかのような姿で屋外の数か所に今も展示。いずれも重厚でしっかりした姿ですが、同時に武力争いのむなしさも思い起こさせます。

また敷地の一角に立つ「双忠碑閣」は、アメリカ艦隊との戦いで死亡した朝鮮軍の将校２人を祭ったもので、祠の中に人の背丈ほどの碑が並んで立っています。

大砲

「双忠碑閣」

海峡の絶景が人気の龍頭墩台

公園内で特に見晴らしがいいのが、施設の入り口から10分ほど歩いた所にある「龍頭墩台(ヨンドゥドンデ)」。

竜の頭のような形で海に突き出た岩盤の上に石組みで築かれた砦で、今は展望台になっています。江華海峡が一望できる絶景で、大砲も展示されています。

周囲にも広がる歴史的なスポット

「徳津鎮(トッチンジン)」

広城堡の周辺には、1866年にフランス軍と朝鮮が激戦を繰り広げられた「丙寅(へいいん)洋擾」事件の主戦場になった「徳津鎮(トッチンジン)」が位置。

「草芝鎮(チョジジン)」

さらに南に行くと、1875年に日本軍と朝鮮が衝突した「江華島事件」が勃発した「草芝鎮(チョジジン)」に続いていきます。このため歴史好きな韓国人を始め、東洋史に関心を持つ日本人観光客からも関心を集める歴史愛好家の人気地域になっています。

徳津鎮草芝鎮

様子

江華島への行き方

ソウル市からのアクセスは新村(シンチョン)の「CGV 新村アートレオン」前から出ている3000番のバスで江華島のバスターミナルまで行けます。

江華島現地では交通の乗り継ぎなどが不便なので、訪問の際はツアーでの訪問が便利です。

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このスポットに訪れる現地ツアー

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基本データ

店名	広城堡
ジャンル	寺・史跡・名所
観覧時間の目安	1.5時間
電話番号	032-930-7070
営業時間	9：00～18：00
休業日	年中無休
日本語	不可
その他外国語	不可
Eメール	なし
関連サイト	www.ghss.or.kr