剛泉山郡立公園

カンチョンサングンリッコンウォン / 강천산군립공원 *登録日時点の情報のため、変更する可能性があります。

淳昌

5.0

2件

黄土散策路が人気！淳昌にある韓国初の郡立公園剛泉山(カンチョンサン)は、全羅北道(チョルラプット)淳昌(スンチャン)郡にある標高583.7mの山です。清らかな渓谷や美しい景観の滝など優れた自然を誇り、1981年に韓国で初めて郡立公園に指定されました。裸足で歩ける黄土散策路や難易度別の登山コースも整備され全国から観光客が訪れます。散策コース沿いには、券売所付近にある屏風滝をはじめ、新羅時代に建立された剛泉寺や約120mにわたって流れ落ちる九将軍瀑布など見どころが多数。公共交通を利用する場合、剛泉山までは淳昌共用バス停留所から直行バスまたは郡内バスで約15分です。

自然を満喫できる散策路が人気　淳昌にある韓国初の郡立公園

剛泉山(カンチョンサン)は、全羅北道(チョルラプット)、淳昌(スンチャン)郡と全羅南道(チョルラナムド)の潭陽(タミャン)郡にまたがる標高583.7mの山。天然の鱒が生息する清らかな渓谷、周囲と調和し美しい景観をなす滝など優れた自然を誇り、1981年には韓国で初めて郡立公園に指定されました。

山林浴を楽しめる散策路や、裸足で歩ける黄土(ファント)散策路など、健康志向の人たちに人気の散歩コースが整備されているのも特徴。また、本格的にトレッキングを楽しみたい人向けに、様々な難易度の登山コースもあります。

年代を問わず気軽に自然を満喫できる山として、地元の全羅道からはもちろん、韓国全国からも多くの観光客が訪れます。

※右上のレベルで拡大・縮小が可能です。地図上をドラッグすると、移動することができます。

ウォーキング気分で楽しめる　散策コース

コース：券売所(地図：青１)～屏風瀑布～剛泉寺～九将軍瀑布（往復5.5km、所要時間１時間30分）

家族連れや滞在時間の少ない観光客などに人気なのが、のんびり気ままに歩ける往復5.5kmの散策コース。スタート地点付近の屏風瀑布(ピョンプンポッポ)から折り返し地点の九将軍瀑布(クジャングンポッポ)まではすべて平坦な道で、黄土の上に砂を敷いた黄土散策路となっています。

また、屏風瀑布を過ぎて少し進むと、左側に山林浴が楽しめる「森の中の散策路(スッソッサンチェンノ)」の入口があります。「黄土散策路」と「森の中の散策路」はほぼ平行に走っており、途中には連結路もあります。

透明度の高い清らかな渓谷

並木道

「森の中の散策路」入口

コースの見どころ

屏風瀑布(ピョンプンポッポ)　(地図：青２)

券売所のすぐ近くにある最初の見どころは、屏風岩を覆うようにして流れ落ちる様子からその名がついた屏風瀑布。人工滝である大小２つの滝があり、向かって左側の大きな滝は高さ40m、幅15m。右側の小さな滝は高さ30m、幅５mとなっています。

春から夏にかけては、霧状の水しぶきが清々しい涼み処に。冬は寒さで滝が凍って氷瀑となり、こちらも見ものです。

剛泉寺(カンチョンサ)　(地図：青３)

剛泉山の名前の由来にもなったといわれる新羅時代の寺で、当時、風水地理でその名をはせた道詵(トソン)国師によって887年に創建されました。1950年の朝鮮戦争で完全に焼失し、1959年に復元され現在に至ります。

境内にある五層石塔は、1300年代初めの寺院再建時に作られたもの。朝鮮戦争で一部破損し、1959年に復元されました。木々が赤や黄色に色づく秋には、境内で美しい紅葉が見られます。

九将軍瀑布(クジャングンポッポ)　(地図：青４)

死を覚悟して臨んだ戦で９人の将軍が見事勝利を収めたという伝説が残る滝。奇岩の間を約120mにわたって流れ落ちる様子は美しく、どこか神秘的な魅力もあります。滝の付近にはあずまやがあり、自然を眺めながら休息を取れるようになっています。
(写真提供：剛泉山管理事務所)

ダイナミックな景観に出会う！初心者向け登山コース

コース：券売所(地図：緑１)～屏風瀑布～剛泉寺～懸垂橋～神仙峰（全長5.1km、所要時間２時間30分）

登山コースはいくつかありますが、比較的難易度が低いのが往復約５kmのコース。途中までは散策コースと同様ですが、剛泉寺の後に剛泉山の名物となっている吊橋、懸垂橋(ヒョンスギョ)を経て神仙峰(シンソンボン)を目指します。

懸垂橋～神仙峰区間は岩が多いため、トレッキングシューズや登山靴が安全です。神仙峰からの復路は、懸垂橋を通らず剛泉寺を目指す登山路を利用します。

初心者コース

ロープにつかまりながら慎重に

復路(神仙峰～剛泉寺)は歩きやすい

コースの見どころ

懸垂橋(ヒョンスギョ)　 (地図：緑２)

全長75m、高さ50m、谷間に架かった吊橋で、クルムタリ(雲の橋)とも呼ばれます。人が通行する度に上下左右に揺れ、スリル満点！空中散歩をしながら、素晴らしい景色を見渡せます。

神仙峰(シンソンボン)展望台　(地図：緑３)

岩道を登りきった先にあるのが、標高425mの神仙峰展望台。360度のパノラマが広がる展望台からは、付近の山々の眺望を楽しむことができ、足の疲れも少し癒されるでしょう。

あずまや風の展望台

付近の山が眼前に

山に来たらお決まり！

剛泉山散策のポイント

お手洗いは標識を参考に

１時間以上の散策となると気になるのがトイレですが、散策路の途中に数カ所設けられていますのでご安心を。写真の看板が目印です。「TOILET」と書かれた方の先にはトイレが、もう一方の案内板には次のトイレまでの距離が表示されていますので、こちらも参考にしてください。

暖かい時期の散策は、ぜひ裸足で！

さらさらとした細かな砂が敷かれた散策路

屏風瀑布から九将軍瀑布まで約2.5kmに渡って続く黄土散策路。素足でも寒さを感じない季節になると、靴を脱いで歩く人たちが目立ちます。砂の粒が足裏を刺激し、指圧と同じような効果が得られ、疲労回復やストレス解消が期待できるそうですよ。

最初はチクチクとしますが、しばらく歩いていると慣れてくるでしょう。足裏が痛いときは靴下を履くと少し和らぎます。

素足ウォーキングを勧める看板

足洗い場も完備

下山後は郷土グルメで一杯も

駐車場付近(地図：赤１)には、韓国料理の食堂や売店などが連なる商店街があります。食堂は山菜ビビンバやトドックイ(ツルニンジンの焼き物)など、山間部ならではの料理を出すお店が多数。また、数は多くないですが、民泊(ミンバッ)と呼ばれる民宿もあります。

食事やお土産購入は商店街

淳昌特産品のツルニンジンマッコリ

大自然が織り成す四季の風景を堪能して

淳昌と韓国各地を結ぶ淳昌共用バス停留所からは、剛泉山行き直行バスで15分程度とアクセス良好な剛泉山。淳昌の代表観光スポット「淳昌伝統コチュジャン民俗村」と組み合わせる旅行プランもおすすめです。

カラムラサキツツジや山桜が咲き誇る春、涼しい渓谷で水遊びができる夏、韓国有数の紅葉が見られる秋と美しい氷瀑に出会える冬。春夏秋冬、それぞれの魅力にあふれた剛泉山で、地方ならではの自然を満喫してみてください。

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基本データ

店名	剛泉山郡立公園
ジャンル	自然(海・山・川）
観覧時間の目安	2.0時間
電話番号	063-650-1672、063-652-5458
営業時間	7：00～日没 ※季節により異なる
休業日	なし ※気象状況・施設点検により変更になる場合あり
日本語	不可
その他外国語	不可
支払方法	ウォン
Eメール	なし
関連サイト	なし