安東素山村

アンドンソサンマウル / 안동소산마을 *登録日時点の情報のため、変更する可能性があります。

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安東クチコミなし

河回村に続く安東の同姓村、素山村を散策両班(朝鮮時代の貴族階級)の子孫による由緒深い同姓村が今も保存される、慶尚北道・安東(アンドン)。世界遺産「河回村(ハフェマウル)」から車で約15分の「素山村(ソサンマウル)」は高麗時代の武将を始祖とする400年以上続く２つの安東金氏(アンドン・キムシ)による同姓村です。隣の「佳日村(カイルマウル)」とあわせて訪れるとよいでしょう。文化財や遺跡には日本語の説明書きがありますが、一般集落のため入場料や開館時間はありません。時を越え豊かな自然の中でひっそりと佇む韓屋から、素朴さと奥ゆかしさを感じられるでしょう。

安東の由緒ある韓屋村─佳日村、素山村

両班(ヤンバン、朝鮮時代の貴族階級)の子孫たちが今も多く暮らす、慶尚北道(キョンサンプット)安東(アンドン)。世界遺産にも登録されている河回村(ハフェマウル)のように、佳日村(カイルマウル)、素山村(ソサンマウル)も、旧家の一族で１つの村を形成する由緒深い同姓村です。

韓屋(ハノッ)や遺跡は文化財として保存されています。２つの村は河回村から車で約15分と近いので、河回村観光の道中、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

安東素山村

「素山１里」と書かれた村入口の碑石

佳日村から車で約５分の場所にある素山村は、高麗時代の武将、金万慶(キム・マンギョン)と金宣平(キム・ソンピョン)をそれぞれ始祖とする２つの安東金氏(アンドン・キムシ)が400年以上共存してきた同姓村です。

もともとは｢金山村(クムサンマウル)｣という名でした。村名を変えた理由は、きらびやかで驕ったようだからとも、村を取り囲む素耀山(ソヨサン)の名からとったとも言われています。村は山の麓に広がり、村の中を川が流れています。

安東金氏宗宅(アンドンキムシチョンテッ)

慶尚北道民俗資料第25号

15世紀、朝鮮王朝の名臣だったとされる金永銖(キム・ヨンジュ)によって建てられた。舎廊棟、中大門棟、母屋からなる四角形の構造で、母屋の隣に塀を築き独立した外部空間を備える。

黙斎古宅(ムッチェコテッ)

慶尚北道民俗資料第85号

建てられた年代と経緯は記録に残っていない。母屋の平面が古宅の形態の特徴をよく残しており、同形の古宅の中でもかなりの古い形態を有する家屋とされる。

比安公旧宅(ピアンゴンクテッ)

世宗(セジョン)大王の時代の地方監察官・金三近(キム・サムグン、1419-1465)の古宅。子孫もここで生活した。正面５間、側面４間の四角形の木造瓦屋で、「敦素堂(トンソダン)」という扁額がある。

三素斎(サムソジェ)

慶尚北道民俗資料第66号

1674年に、先安東金氏の直系・金用秋(キム・ヨンチュ、1651-1711)の宗宅として建てられた。素山の麓の斜面にあり、正面６間、側面５間の四角形構造。屋根の造りや内部構造などが独創的とされている。

安東素山洞東埜古宅(アンドンソサンドントンヤコテッ)

1700年頃に建てられ、文臣・金養根(キム・ヤングン、1734-1799)が生まれ育った場所とされている。東埜(トンヤ)は金養根の号。素養山麓に位置し、２段の築台の上に母屋と舎廊棟が作られている。

清遠楼(チョンウォンル)

慶尚北道有形文化財第199号

15～16世紀の建築物。中国・清で６年獄中にいた朝鮮王朝の文臣・金尚憲(キム・サンホン、1570-1652)が、「清国を遠ざける」意味を込めて建て直した。複雑な平面構造と技巧が注目されている。

太古亭(テゴジョン)

慶尚北道民俗資料第27号

安東金氏北涯公金后(キム・フ)の宗宅の付属文化財で、別地から移しており正確な築年はわかっていない。頑丈に作られ保存状態がよく、垣根・瓦屋根の構成が優れているとされる。

三亀亭(サムグジョン)

1496年に建てられ、幾度か補修されている。長寿の象徴である亀の模様が３つあることから「三亀亭」と名づけられた。朝鮮時代初期の亭舎建築研究における重要な資料となっている。

時を越えて現代まで、安東の豊かな自然の中でひっそりとかつての姿をとどめる韓屋は、素朴さと奥ゆかしさを感じさせます。２ヶ所ともまったく観光地化されていない静かな村なので、安東の史跡散策コースとして、のんびり回ってみるのもよいでしょう。

ただ交通が不便なので、村まではタクシーなど車を利用するのがおすすめです。

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基本データ

店名	安東素山村
ジャンル	寺・史跡・名所
観覧時間の目安	2.0時間
電話番号	054-840-6395(安東市庁)
営業時間	なし
休業日	なし
日本語	不可
その他外国語	不可
Eメール	なし
関連サイト	なし