サンサウォン

サンサウォン / 산사원 *登録日時点の情報のため、変更する可能性があります。

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抱川

5.0

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韓国の酒造メーカーが運営、伝統酒ミュージアム京畿道(キョンギド)抱川(ポチョン)市にある「サンサウォン」は、韓国の大手酒造メーカー「裵商冕酒家(ペサンミョンジュガ)」が運営する伝統酒ミュージアム。伝統酒に関する資料を展示した文化館や試飲コーナー、市価よりも割安な販売コーナーなどがあるほか、屋外には500個あまりの酒甕が並ぶ庭園もあります。ソウル中心部から抱川市までは車で約１時間半。市内には採石場だった場所を芸術空間として甦らせた「抱川アートバレー」や、名物グルメ「二東(イドン)カルビ」の店も多数あり、サンサウォンと一緒に訪れるのもおすすめです。

大手酒造メーカーが運営する伝統酒ミュージアム

※写真は以前のものです

ソウル近郊の京畿道(キョンギド)・抱川(ポチョン)市にある｢サンサウォン｣は、韓国の飲食店でおなじみの山査子(サンザシ)のお酒｢サンサチュン｣で有名な大手酒造メーカー｢裵商冕酒家(ペサンミョンジュガ)｣が運営する伝統酒ミュージアムです。

1996年に開館したサンサウォンには、韓国の伝統酒に関する歴史資料を展示した文化館や、裵商冕酒家の多様な伝統酒を試飲できるコーナー、市価よりも安価に購入できる販売コーナーなどがあるほか、屋外には500個あまりの大きな酒甕が並ぶ広大な庭園も。

見て、学び、味わい、感じながら、韓国の伝統酒文化に気軽に触れられる場所として、韓国内外から年間３万人が訪れる観光スポットとなっています。

園内の見どころ

サンサウォンの主要施設は、｢家醸酒(カヤンジュ)文化館(伝統酒博物館)｣と｢販売市場｣、屋外にある｢サンサ庭園｣の３つ。家醸酒文化館と販売市場は同じ建物にあり、文化館が１階、市場が地下１階です。

施設はそれほど大きくないので、１～２時間で観覧とショッピング、散策まで十分楽しめるでしょう。それでは各施設の見どころなどをご紹介します。

家醸酒(カヤンジュ)文化館(１階)

韓国の伝統酒文化は、｢家醸酒(カヤンジュ)｣と呼ばれる自家製酒の文化だとも言われます。商業用ではなく、祭祀や接待に用いるために作られた家醸酒。こちらには、そんな家醸酒作りに使用された器具などが展示されています。

また、伝統酒の原料や歴史を説明したコーナー、両班(ヤンバン)という朝鮮時代の貴族階級の家に嫁いだ女性たちの酒造りの様子を人形などで表現したコーナー｢キム氏夫人の醸造記｣もあります。説明はすべて韓国語表記となっています。

遺物展示コーナー

韓国全国の家醸酒地図

日本植民地時代の酒ラベル

発見！歴代モデルたちのハンドプリンティング
地下１階の販売市場へ続く階段には、裵商冕酒家の代表酒｢サンサチュン｣のイメージモデルを務めた女優の手形(ハンドプリンティング)が展示されています。

手形のお隣には、上品さとセクシーな雰囲気を兼ね備えた歴代モデルたちの写真も。美しい女優さんに酔いしれないようご注意を？！

2004年キム・ジョンウン

2005年ハン・ガイン

2008年チョン・リョウォン

販売市場(地下１階)

販売市場では、裵商冕酒家で生産しているお酒を市価よりも割安に購入できます。

｢サンサチュン｣をはじめ、たんぽぽで作った薬酒｢ミンドゥルレデポ｣、若者を意識して登場した｢デポマッコリ｣など、多様な商品が並びます。ギフトに最適なセット商品もあります。

｢どんなお酒が美味しいのかな｣｢あのお酒はどんな味だろう？｣気になった方は、販売市場にある試飲コーナーでテイスティングはいかがでしょう？1,000ウォンで試飲用のぐいのみを購入すれば、コーナーに備えられたマッコリや果実酒、生酒など、約15種類のお酒を自由に試してみることができます。

少量ずつとはいえ、中には度数の高いものも。試飲はくれぐれも適度に、味と香りを吟味しながら楽しんでくださいね。ぐいのみは記念に持ち帰れます。

まずは試飲用のぐいのみを購入

マッコリだけでも６種類！

自宅で伝統酒作りを体験できる家醸酒キットや酵母、お酒を使って作られたゼリーやクッキーなど、一風変わった商品も販売されています。無料の試食コーナーも設けられているのでぜひお味見を。

販売市場がある１階には、まろやかな飲み口で日本でも人気の伝統酒マッコリのミニ醸造場も。発酵過程で炭酸ガスが発生する際に出るかすかな音を聞いたり、発酵途中の香りをかいでみることができます。

サンサ庭園(屋外)

文化館から少し離れた屋外には、4,000坪の大規模な庭園が造成されています。まず目に飛び込んでくるのが、500個あまりの大きな甕が並ぶ｢歳月廊(セウォルラン)｣。甕の中には伝統蒸留酒が入っており、歳月を経て熟成していく場所、という意味から名付けられました。

木造作りの屋根には韓国の寺院で見かけられる｢プンギョン(魚のモチーフがついた風鈴)｣がたくさんぶらさがっており、独特の風流な音色を響かせています。目をつぶると不思議と歳月の流れを感じられるような穏やかな気持ちになれるでしょう

又麯(ウゴク)楼の又麯は創業者、裵商冕(ペ・サンミョン)氏の号

庭園内には、全羅北道(チョルラプット)扶安(プアン)郡の大地主の家の倉庫をそのまま移築した｢扶安堂(プアンダン)｣や、歳月廊を見下ろせる２階建ての「又麯楼(ウゴクル)」など、様々な伝統建築があります。

また、散策路も整備されているので、周囲の山々の景色を見ながらのんびり散歩してみるのもいいですね。

抱川の注目スポットや名物グルメと合わせた小旅行もおすすめ！

京畿道抱川市のサンサウォンまでは、ソウル中心部から車で約１時間半。抱川といえば、韓国で水原(スウォン)カルビと並んで２大カルビとして知られる二東(イドン)カルビで有名な場所。

また、かつて採石場だった場所を公演場や展示場などの芸術空間としてよみがえらせた｢抱川アートバレー｣も近年注目を集めています。バスとタクシーを乗り継ぎ自力で訪ねるのも良いですが、地方の場合は車がないと複数の場所を１日で回るのはなかなか大変。

せっかく足を伸ばすなら、効率よく移動できるチャーター(貸切車)やオーダーツアーを利用して、抱川の観光スポットやグルメを楽しむ日帰り旅行もおすすめです。

※写真は以前のものです

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基本データ

店名	サンサウォン
ジャンル	博物館・美術館・展示館・映画館
観覧時間の目安	1.5時間
電話番号	031-531-9300
営業時間	9：00～17：30(最終受付17：00)
休業日	旧正月・秋夕(チュソク)の連休
日本語	不可
その他外国語	不可
支払方法	ウォン
Eメール	なし
関連サイト	www.facebook.com/Slowlysansawon