国際会議・博覧会・イベントまで対応 ソウル・江南(カンナム)にある「COEX(コエックス)」は、「Convention & Exhibition」の略称で、1979年の開館後、さまざまな国際展示や国際会議、文化・芸術・スポーツイベントなどが開かれてきました。特に2010年には「G20国際首脳サミット」を成功させ、国内外で高い評価を得ました。コンベンションセンターの地下には、巨大なショッピングモール「スターフィールドCOEX MALL」があるので、イベント時のお食事処・休憩処に便利。また水族館や映画館、カジノ、高級ホテルも隣接しています。空港からリムジンバスで直行できるほか、地下鉄2号線・三成(サムソン)駅、9号線・奉恩寺(ポンウンサ)駅と直結しているので、ソウルの地下鉄でも訪問できます。
特徴
大小さまざまなイベントが開催
正門にあたる「東門」
ソウルの
江南(カンナム)エリアは高層ビルが立ち並ぶビジネス街で有名です。そんな江南の東側に位置する「COEX(コエックス)」は、国際展示や学術会議、市民イベントなどの文化芸術行事が行われる大型コンベンションセンターです。
1979年に延べ面積約13万坪を誇り、当時、アジア最大級の総合展示場として開館しました。
その後、開館した「
KINTEX(キンテックス)」、「
BEXCO(ベクスコ)」が室内面積1位・2位を記録し、COEXは2024年時点で国内3位の広さを誇る展示場となっています。また同じ江南エリアにも「
SETEC」や「
aT Center」があります。
「G20」開催記念モニュメント
「COEX」では、2000年に南北離散家族の面会、2002年のサッカー日韓ワールドカップでは国際メディアセンターが設置、2010年には「
G20首脳サミット」など国際的な大イベントも成功を収めました。
現在も大小さまざまな学術会議・文化芸術イベントが開かれており、毎年秋には「
日韓交流おまつり」も開催され、日本からの参加者にもお馴染みです。
フロアガイド
展示会場では、市民向けの様々なイベント・フェアが開催されているので、在住者にもおすすめです。
グルメフェア・デザートフェアはもちろん、ウェディング・ベビー、家具・家電、スポーツ、玩具のメーカーが一堂に会するフェア、観光博覧会などが定期的に開催されています。
・5階 |
屋上駐車場 |
・4階 |
(会議室) カンファレンスルーム南400~403 (その他) 事務室、貿易アカデミー、ICT教育センター |
・3階 |
(ホール) ホールC、ホールD (会議室) カンファレンスルーム南300~328、カンファレンスルームE、オーディトリウム |
・2階 |
(ホール) THE PLATZ (会議室) Studio159、カンファレンスルーム北、アセムボールルーム (その他) レストラン、スタートアップ支店、求職支援センターなど |
・1階 |
(ホール) ホールA、ホールB (会議室) グランドボールルーム (その他) インフォメーションセンター、コインロッカー、レストラン、カフェ |
・B1階 |
ショッピングモール「スターフィールドCOEXMALL」、地下鉄駅連結 |
1階:ホールA、ホールB、グランドボールルーム
大規模イベントが開かれるのが1階です。
「ホールA」は、10,368平方メートルの面積に最大520個のブースが入店できる広さ。「ホールB」は7,290平方メートルの面積です。
ホールA入口
ホールB入口
「グランドボールルーム(Grand Ball Room)」は最大1,800名収容できる会議室で、学術会議、記念式典、展示会、ファッションショー、イベントなどが開催されます。
2階:THE PLATZ、Studio159など
「THE PLATZ(ザ・プラッツ)」は、2,224平方メートルの面積に最大117個のブースが設置でき、ホールとしても会議室としても利用できます
THE PLATZ(ザ・プラッツ)入口
Studio159
「Studio159」は、フォーラム、セミナー、トークショー、インタビュー撮影、YouTubuライブ放送、オーディション会場などに利用されています。
3階:ホールC、ホールD、オーディトリウムなど
1階同様に大規模イベントが開かれるのが3階の「ホールC・D」です。エスカレーターまたはエレベーターで3階まで上がれます。
3階の様子
ホールC入口
「ホールC」は10,348平方メートルの誇り。「ホールD」は約7,000名を同時終了できる多目的ホールです。また「オーディトリウム」は劇場型ホールで、国際会議、シンポジウム、記念式、公演などに活用されています。
「グランドボールルーム(Grand BallRoom)」(1階)、「アセムボールルーム(ASEM BallRoom)」(2階)、「オーディトリウム(Auditoium)」(3階)の3ホールの入口は、北側にあるので9号線「奉恩寺駅」方面からの利用が便利です。
サービス案内
1階には「総合案内デスク」「医務室」「車いす貸出」「車いす用お手洗い(各階)」「コインロッカー」があります。
インフォメーションセンター
1階に2カ所あり(有料・日本語で操作可)
レストラン・カフェ
また1階の「ホールA」前には、レストランやカフェも数店舗あって、イベントホールを回る際のお食事処・休憩処に便利。2階の通路には人気の海鮮ビュッフェレストランもあります。
1階:カフェエリア
(Aホール付近)
2階レストラン「バイキングワーフ」
(1階Bホール付近から2階へ)
地下1階:スターフィールド COEX MALL
地下のモールへ降りるエスカレーター(数か所あり)
ピョルマダン図書館
巨大なモールの中央広場には「
ピョルマダン図書館」と呼ばれる本棚が見事なインスタ映えスポットも。また館内には
映画館や
水族館もあって、天候に左右されることなく室内で1日中楽しめます。
周辺の様子
貿易センタービル
貿易センタービル
「COEX」のランドマークタワーにもなっているビルで、正式名称は「韓国総合貿易センター(World Trade Center Seoul)」です。1988年に完成した55階建て(高さ227メートル)のビルで、独特な形のビルは遠くからでも目を引きます。
1階ロビーをのぞき、関係者のみ出入りできますが、52階には旅行客も利用できる展望レストランがあり、地下1階のモールから専用エレベーターを利用して入店できます。
<52階レストラン>
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CRAB52
公演会場「artium(アーティウム)」
artium
貿易センタービルのすぐ南側には大迫力の大型スクリーンでもお馴染みの「artium」の建物があります。建物の2階にはアイドルグッズショップ、4階にはカフェ、5階には公演会場があります。
また近くに韓国の俳優・歌手らの手形もあり、ファンの間でお馴染みです。
・
COEX 新韓カード artium
・
ktown4u COEX店
永東大路(ヨンドンデロ)
永東大路
「COEX」のすぐ東側にある大通りは「
永東大路(ヨンドンデロ)」と呼ばれる道路で、江南の大峙洞(テチドン)から三成洞(サムソンドン)を経て、清潭洞(チョンダムドン)までの南北を結ぶ大動脈です。
道路の片側7車線や両側14車線を通行止めにして大規模イベントが開催される日もあり、年末年始、江南での新年「年越しカウントダウン」会場として有名です。
そのほかにも毎年秋に開催される「
江南フェスティバル」では韓流スターを招待しての路上コンサートが開催されたり、サッカーワールドカップなどのスポーツイベントでもパブリックビューイング会場になります。
奉恩寺(ポンウンサ)
弥勒大仏とCOEXの建物
「COEX」の北側大通りの横断歩道を渡った先には「
奉恩寺」というお寺があります。韓国の三国時代・新羅(シルラ・しらぎ)の時代に創建された、と伝えられ、1200年以上の歴史をもつ由緒あるお寺です。
苑内には様々な建物があり、高さ23メートルの弥勒大仏が目を引きます。騒がしい都会の中で静寂が感じられることでしょう。
現代百貨店
現代百貨店免税店
現代百貨店 貿易センター店
※写真提供:現代百貨店
「COEX」の南側大通り沿いには韓国を代表するデパート「
現代百貨店」があり、デパ地下やレストランフロアでは美味しいデパートグルメが食べられたり、各階のファッション店でのショッピングもデパートならではの楽しみです。
8階から10階まで百貨店系列の
免税店が入店しているので、免税品もここで購入できます。
セブンラックカジノ
セブンラックカジノ COEX店(ソウル江南店)
※写真提供:セブンラックカジノ
「COEX」の建物の西側には、外国人専用の人気カジノ「
セブンラックカジノ(Seven Luck Casino)」の「ソウル江南店」があります。24時間営業で、入場の際はパスポート(原本)をご持参ください。
行き方・アクセス
地下鉄
2号線「三成(サムソン)駅」5・6番出口の様子
地下鉄・市内バス・タクシー・空港リムジンバスなど、どの交通手段でも訪問できます。特に
地下鉄は2路線あり、両駅とも地下のショッピングモールと繋がっているので便利です。
南側の2号線「三成(サムソン)駅」、北側は9号線「
奉恩寺(ポンウンサ)駅」から直結していて、「
ライブプラザ」付近のエスカレーターを利用するとコンベンションセンターに到着します。
9号線「奉恩寺(ポンウンサ)駅」7番出口の様子
「ライブプラザ」付近から1階へあがるエスカレーター
空港リムジンバス
2階の切符売り場・乗り場
「COEX」西側にある「旧・都心空港ターミナル」の建物2階からは、仁川空港に直行するバス「
6103番」があり便利です。
ホテル
インターコンチネンタル ソウル COEX
掲載日:17.09.24 最終更新日:24.02.19
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・記事全体を更新しました(20240219)
・一部記事内容を更新しました(20221121)
(2021年以前の更新履歴を省略)
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