圜丘壇(円丘壇)

ファングンダン(ウォングダン) / 환구단(원구단) *登録日時点の情報のため、変更する可能性があります。

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市庁・光化門

5.0

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朝鮮王朝第26代王が祈りを捧げた都会の中のパワースポットソウルの中心、明洞(ミョンドン)と市庁(シチョン)からも近い、ウェスティン朝鮮ホテルの裏にある美しい３層八角形の建物を中心にした広場「圜丘壇(ファングンダン)」。朝鮮王朝第26代王であり、大韓帝国初代皇帝となった高宗(コジョン)自らが祈りを捧げた場所という歴史的背景から、パワースポットの１つとして訪れる人も多くいます。1967年に韓国の史跡第157号に指定され、「皇穹宇(ファングンウ)」、「石鼓(ソッコ)」、正門である「石彫大門(ソッチョデムン)」は現在も当時の姿を残しています。繁華街から一歩入った静かな広場で、約100年前の世界に思いをはせてみませんか。

最後の王が祈りをささげた神聖なる場所

高層ビルが立ち並び、有名企業のオフィスが集まるソウルの中心、市庁(シチョン)。明洞(ミョンドン)からも近い場所に、朝鮮時代の面影を残す旧跡「圜丘壇(ファングンダン)」があります。2017年10月に改修工事が終了し、一般開放が再開されました。

美しい３層の八角形の建物を中心とした「圜丘壇」は、朝鮮王朝第26代王である高宗(コジョン)が大韓帝国皇帝に即位した場所であり、天に豊作や国家の安泰を祈る祭天儀式が行なわれた場所でもあります。

1967年に韓国の史跡第157号に指定。王自らが祈りを捧げた場所という歴史的背景から、パワースポットの１つとしてとして訪れる人も多くいます。

※記事内の写真は2013年５月のものです。

朝鮮ホテルと「圜丘壇」(1930年代)

「圜丘壇」は地下鉄２号線乙支路入口(ウルチロイック)駅から徒歩約５分。ウェスティン朝鮮ホテルの裏にあり、趣向を凝らした屋根瓦や色鮮やかな装飾の建物、そして彫刻を見ることができます。

祭祀用の建物は日本植民地時代の1914年、朝鮮ホテル建設の際に撤去されましたが、「皇穹宇(ファングンウ)」、「石鼓(ソッコ)」、正門である「石彫大門(ソッチョデムン)」は現在も当時の姿を残しています。

建造された当時の正式名称は「円丘壇(ウォングダン)」でしたが、完成を報じる新聞が「圜丘壇」という表記を使用したことから、現在でも二つの名称が混ざって使われており、名称を巡る論議は今日も続いています。

美しい装飾と彫刻が残る建造物

皇穹宇

皇穹宇は1899年に建造された、八角形の木造建築。花崗岩でできた石段の上に建てられ、外観では３層になっていますが、内部は２階建て。

天神や地神、太祖神などの位牌「神位板」を祭っています。八面にはそれぞれ異なる絵が描かれ、屋根の上には魔よけの神獣たちが置かれています。

石鼓

高宗即位40周年を記念して1902年に造られた「石鼓」。３つ並んだ石造りの太鼓は、祭祀を行なうときに使用する楽器を模しています。側面には龍が彫られ、朝鮮王朝末期を代表する彫刻だと評価されています。

石彫大門

圜丘壇の正門である「石彫大門」。三連のアーチが特徴的で、門の前に立つと中心のアーチからちょうど皇穹宇が見えるようになっています。

すぐ隣にあるウェスティン朝鮮ホテルの建物も、このアーチと調和するように建てられたそう。外観は剛健ですが、門の天井には、鮮やかな色使いで２匹の龍が描かれています。

円丘壇で発見！かわいい動植物と彫刻

圜丘壇の建造物には、動植物をイメージした装飾が多く施されています。屋根の上に置かれた猿、軒下に描かれた鳥や植物など身近なものだけでなく、ソウル市のシンボルでもある「ヘテ」と呼ばれる魔よけの神獣や龍など想像上の生き物も多く配置されています。屋根瓦や門などに隠れた装飾を探してみるのも楽しそうです。

ユニークな顔が愛らしいヘテ

屋根の上には魔よけの猿

軒先に描かれた牡丹や菊、鳥の絵

ヘテと龍の紋章

現代人を癒す、ひっそりとした空間

昼休みには近くで勤務する会社員が、週末には旧跡を見ながらの散歩を楽しむ人々が訪れる「圜丘壇」。

周辺には観光ホテルも多く、旅行者も立ち寄りやすい立地です。慌しい繁華街から一歩入った静かな広場で、約100年前の世界に思いをはせてみませんか。

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基本データ

店名	圜丘壇(円丘壇)
ジャンル	寺・史跡・名所
観覧時間の目安	0.5時間
電話番号	02-318-0861
営業時間	7：00～21：00
休業日	なし
日本語	不可
その他外国語	不可
Eメール	なし
関連サイト	なし