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昨日(9日)、京義中央線「八堂」駅前から歩行者・自転車専用道路を歩いて陵内(ヌンネ)という廃駅まで行ってきました。漢江の春を楽しみながらの1時間余の道のりでした。
陵内は、懐かしの韓国歌謡7080のタイトルバックに出てきそうな郷愁を誘う駅です。そのせいかどうか、昼食をとった食堂でも客車を改造したカフェでも懐メロ風の歌が流れていました。
この駅のテーマソングには、「봄날은 간다(春の日は過ぎ行く)」なんかが雰囲気に合いそうな気がします。♪연분홍 치마가 봄바람에 휘날리더라~
ここでは廃駅舎を利用して写真を展示しています。ほとんどが笑顔の子どもたちや青春を謳歌している若者たち、仲睦まじい家族の集合写真。それにネコの写真まで。帰らざる日々の楽しかった思い出が伝わってくるような生き生きとした表情がいい。
写真のほかにも今ではもう見かけなくなった昔の切符売場、待合室のストーブに長椅子、郵便ポストなどが往時を偲ばせます。
駅を見るだけなら30分もかかりませんが、漢江に沿って散歩やサイクリングを楽しもうと、週末には家族連れ、若い男女が多く訪れるとのこと。
沿道にある食堂やカフェと同じく、この陵内駅はそんな人たちに人気の休憩場所となっています。
陵内駅の周辺にはマジェ聖地、茶山・丁若鏞先生の生家・記念館、実学博物館、茶山生態公園など、徒歩で回れる見どころがあります。
桜はまだ6~7分咲きでしたが、レンギョウや木蓮はすでに満開を迎えており、漢江を渡ってくる春風に吹かれながら、爛漫の春を満喫してきました。