ソウルのファッションビルは、北半分である江北(カンブッ)に集中。観光客に人気の明洞(ミョンドン)と、ショッピングのメッカ・東大門(トンデムン)は、ファッションビルが林立する2大エリアで、東大門は朝から明け方までショッピングを楽しめます。一方で大型の複合ショッピングモールは、ソウル西部の永登浦(ヨンドゥンポ)をはじめ中心部から少し離れたエリアに位置する傾向にあります。 |
韓国のファッションビル、ショッピングモールは大きくいくつかのタイプに分かれ、商品のラインナップやショッピングのポイントも変わってきます。ソウル市内の主な店舗とともに、種類別に見ていきましょう。 |
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「ミリオレ」をはじめとした、元祖ファッションビルのタイプ。女性服、男性服、ファッション雑貨などジャンルごとにフロアが分かれており、個人経営の小さなブースが並びます。オーナーが仕入れた個性の光る商品が中心で、宝探しのようにお気に入りをみつける楽しさがあります。食堂や付帯施設の充実度は低めですが、最近は「DOOTA MALL」のようにカフェやレストランが色々揃ったビルも登場しています。 |
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ファッションビルの先駆けとして登場、全国展開する大手ビル。近年はテナントがやや減ってきているものの、女性衣料を中心にカジュアルでリーズナブルなアイテムが並びます。東大門にはネイル用品を市価より安く買える「ネイルモール」も。 |
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2014年にリニューアル、ゆったりしたフロア内にファッションをはじめ、コスメ、インテリアショップ、カフェが店を構えます。グローバルファッションコレクションに参加した韓国有名デザイナーたちのショップも充実しており、個性的でエッジの効いたアイテムが揃います。 |
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2002年オープンの比較的新しいビルで、すっきりとした雰囲気。ミリオレ同様に、カジュアルラインが中心のラインナップです。2008年に一部リニューアルし、8階が国内を中心とするデザイナーブランドのフロアになっています。 |
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ショッピングのコツ |
・価格表示:値札がない場合が多いので、気になる商品はスタッフに尋ねましょう(DOOTA MALLは値札あり)。
・試着:各店舗に試着室がない場合が多いので、スタッフに断ってからフロア共通のものを使用します。
・値引き・支払い:カード支払いはほとんどの店舗で可能ですが、現金支払いだと値引きしやすい場合も。ただし基本的に数万ウォン程度の低廉商品は難しいので、無理な交渉は控えましょう。
・返品、交換:返品、交換は店舗により異なります。購入時に確認し、連絡先を控えるとよいでしょう。 |
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バイヤー向けに卸し販売を行なう業者が集まったファッションビル。東大門エリアに集中しています。20時前後から翌日の早朝まで営業しており、深夜になるにつれ大きな袋を抱えた購買者たちで賑わいます。基本は大量購入のお客さんを対象としますが、小売りに対応しているお店もあるので交渉は可能。上手に探せば掘り出し物に巡りあえそうです。 |
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あちこちに袋が山積みに |
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国内外のバイヤーでにぎわうビル。各店舗、専属デザイナーによる商品が並べられ、数ある卸しビルの中でもトレンドのアイテムが豊富。バイヤー向けのショップがほとんどですが、小売対応のお店もあるので根気よく探してみる価値あり! |
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ファッション雑貨や女性服が中心。地下1~4階の売り場中でも注目は1階の靴専用フロア。一部小売も可能で、2万ウォン前後で靴が買える穴場スポット!バイヤーで賑わう午前0時頃は避けたほうがベター。 |
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ショッピングのコツ |
・訪問:商品搬入で慌しくなる22:00~24:00頃を避け、オープン直後か真夜中のお客さんがいない時に交渉しましょう。お土産用など何枚かまとめ買いするのも手。対応は基本的に韓国語のみです。
・価格表示・試着:値札がないので電卓とメモは必須。試着室や鏡も置かれていないので、服を合わせるときは携帯電話や手持ち鏡を利用するとよいでしょう。
・値引き:全体的に市価よりも安く買えますが、バラ売りは卸値より1.5~2倍ほど高くなる傾向に。原価が安い商品を小売でさばくので、ディスカウントは無理と心得ておきましょう。
・支払い:ウォンの現金支払いのみが一般的。返品や交換不可の場合も多いので注意しましょう。 |
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