2008.06.04 (水)

米国産牛肉輸入反対デモ

韓国では今、アメリカ産牛肉の輸入制限解除に対する抗議デモが連日続いています。BSE(牛海綿脳症)の可能性が少しでもある月齢30ヶ月以上の牛肉は輸入したくないというもの。通りではこんなバッジも配られています。

街のあちこちでは「交渉無効、告示撤回」を求めるポスターが見られます。安国(アングッ)駅の出口番号の上にもべたりと貼られてしまいました。

市庁前のソウル広場にあるフェンスには、反対ポスターや国民の声がずらりと並んでいます。手書きの紙を貼る人もいれば、通りすがりに読む人、写真に収める人もいます。

夕方になると、デモに参加する人々が徐々に集まりはじめます。中高生など若者の姿も見えます。

雨が降り始めましたが、誰も帰ろうとはしません。夜になるとろうそくの光を手に集会がはじまります。ろうそくの光はそれだけでははかなくても、集まれば大きく消えない炎になるという、結束力の象徴です。

雨の中、遠くまで続く炎。韓国政府は本日、再交渉をアメリカ側に申し入れましたが、果たして…。騒動はまだまだ収まりそうもありません。


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