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          • 2017 03 06
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          • 60年代の面影が残る「104マウル」再開発へ

          • 撮影エリア:ソウル東部

          • 1低所得者層が集まる高台の集落・タルトンネ。ソウル東北部、蘆原(ノウォン)区中渓(チュンゲ)洞104番地に位置する「104マウル」もその一つ。1960年後半、都心開発により清渓川(チョンゲチョン)などから移転を余儀なくされた人たちが住み着いた場所で、ソウル最後のタルトンネと呼ばれています。

          • 2「104マウル」のあちこちにある壁画は、2013年にソウル芸術高校を始めとする学生たちとボランティアにより、「104マウル」の歴史やストーリーを込めて描かれたもの。壁画は写真スポットとしても有名になりました。

          • 3一方で、50年近く開発の手が入らなかった「104マウル」は、時間が止まったかのようなノスタルジックな雰囲気。今でも練炭を暖房に用いているため、あちこちで練炭を見かけることができます。

          • 4建物の老朽化が進み、2009年に再開発整備区域に指定されたものの、2014年に当時担当だった都市開発公社が辞退したことで事業はストップ。その後、地域の3分の1にあたる約320世帯が出ていき、多くが空き家として残りました。

          • 5以前は活気が感じられたであろう幼稚園の跡地や古びたスーパーは、どこか哀愁を感じさせます。先月になって、中断されていた再開発事業が再開されました。自治体や住民などによる協議がようやく動き出した「104マウル」。60年代の韓国の面影が残る街は、今後どのような変化を遂げるのでしょうか。

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