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37度、観測史上最も暑い秋夕…「本当の秋」金曜日以降に来る=韓国
- 社会・文化 2024年09月19日 07:26
- 秋夕(チュソク、中秋節)連休、全国のほとんどの地域が歴代最高気温記録を更新し、猛暑に苦しんだ。
18日、韓国気象庁の防災気象システム資料を分析した結果、秋夕当日の17日、全国97カ所の観測地点のうち89カ所(91%)で観測以来の記録を塗り替えた。慶尚南道宜寧郡(キョンサンナムド・ウィリョングン)は9月下旬にも37.2度まで上がり、同日、全国の観測地点の中で最高温度を記録した。「猛暑警報」基準の35度を上回った地点も29カ所に及んだ。
猛暑の原因としては、韓半島(朝鮮半島)上空を覆っている強力な高気圧と13号台風(バビンカ)が挙げられる。台風13号は15~17日に韓国に接近し、強力な熱気を吹き込んだ。
韓国は猛暑に見舞われる代わりに、9月の台風の被害は受けていない。グアム付近で発生している秋の台風が、韓半島を覆った高気圧の南側の端に沿って上海付近に移動する道が形成されたためだ。この高気圧はまもなく冷たい空気に押し流される見通しだ。気象庁は19日には全国の昼の最高気温が36度まで上がり猛暑になるが、20日には31度に下がり、以降は21~29度で30度を下回ると予報した。
19~20日は全国に30~80ミリ、多いところは100ミリ以上の大雨と夕立が降る見込みだ。この雨が降れば、空気の流れが変わるというのが気象庁の予想だ。気象庁の関係者は「北の冷たい空気が勢力を拡張し始め、空気自体が涼しい秋の空気に変わることになる」と説明した。
17日、中国東南部地域で消滅した台風13号は、1949年以来上海を襲った最も強力な台風として記録された。中国CCTVによると、台風13号は中心付近で1時間当り風速151キロメートルの強風を起こし、1万本を越える木を根こそぎ抜いた。農耕地も53万4185平方メートルが浸水した。中国気象当局が最高段階の警報を発令し、41万4000人が避難し、航空便が1600便欠航し、秋夕連休に帰省客が足止めされた。
中国気象網は上海沖の水温が異常に高く、沖縄を通過した台風が上海付近で勢いを増し、北から降りてくる冷たい空気が大気の不安定さに影響を与えて「スーパー台風」になったと分析した。これまで、熱い海水温度は8月の台風を強化する特徴だが、9月の台風は冷たい空気が降りてきて暖かい空気と出会うことで力を極大化させた。今回の台風は8月、9月の台風の特徴が同時に作用したということだ。
気象庁の資料によると、台風が沖縄から上海に向かう進路の海水温度は30度以上で、北東アジア周辺の海水温度の中で最も熱い状態だ。18日、グアム付近で発生した台風14号(プラサン)も、13号と同様の進路(沖縄-上海)を通過するものと予想される。
猛暑が続く中、海雲台海水浴場を訪れた外国人や市民たち ソン・ボングン記者- COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版