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  • 30年後、韓国人口4627万人に…世宗・京畿除いてすべての市・道で減少

  • 社会・文化 2024年05月29日 14:31
  • ◇2022~2052市・道別人口推計

    30年後の大韓民国地図で人口が増えるのは17の市・道のうち世宗(セジョン)と京畿(キョンギ)の2カ所だけになるという展望が公表された。2年前の予測より状況が悪化した。世宗は徹底した計画都市という点で、また京畿は首都圏集中の結果という点から見ると、「地方消滅」時計の速度がさらに加速したという意味だ。

    28日、韓国統計庁が発表した「市・道別の将来人口推計(2022~2052年)」によると、2052年の韓国の人口は4627万人に減少する見通しだ。2022年人口(5167万人)の89%水準だ。推計の通りなら、30年後の人口が2000年人口(4613万人)水準まで縮小する。この推計さえも、出生率と期待寿命、人口の国際移動などが中間水準(中位)を維持する場合だ。統計庁人口推計チーム長のオン・ヌリ氏は「『最悪のシナリオ』である低位推計で仮定する場合、2052年人口が4225万人まで縮小する可能性もある」と話した。今回の統計で注目すべき点は、首都圏集中の影響がどのような形で展開するかだ。首都圏人口が全体人口に占める割合は2022年50.5%から2052年53.4%に増える。市・道別に見ると、2052年(以下、中位シナリオ)17個の市・道のうちソウル・釜山(プサン)など15カ所の人口が減少する。釜山(-85万人)、慶南(キョンナム)(-69万人)などの人口は30年前に比べて20%以上減少する。ソウル(-149万人)、慶北(キョンブク)(-46万人)も同じ期間人口減少幅が15%前後となる。人口が増えるのは世宗(16万人)と京畿(12万人)だけだ。

    2010年以降に国家が主導して行政都市として作った世宗と、首都圏集中によって人口減を免れる京畿を除き、主要大都市でさえ人口が縮小するということだ。問題は2年前の2022年推計(2020~2050年)よりも展望値がより悲観的になった点だ。当時の推計では30年後人口が増える地域が世宗・京畿・済州道(チェジュ)・忠南(チュンナム)の4カ所だった。だが、2年で世宗・京畿の2カ所に減った。地方を中心にした「人口消滅」時計はさらに速まった。世宗でさえ出生率(昨年0.97人)は人口が現在の水準を維持できる合計特殊出生率(2.1人)にはるかに至らない。そのうえに世宗も2045年から年間出生数よりも死亡者数が上回る人口自然減少を避けることができない。最近世宗人口が増えたのは近隣の忠清圏の人口をブラックホールのように吸い込んだ影響が大きい。

    ソウル大学人口政策研究センターのイ・サンニム責任研究員は「世宗は新都市なので適切な保育環境を備えているが、民間の雇用がそれほど増えにくく、成長に限界がある」とし「世宗市のような都市をあちこちに作ることができないので人口消滅を防ぐために参考にするのが難しい事例」と分析した。

    国民全体を一列に並べたとき、中間年齢(中位年齢)は2022年44.9歳(ソウル43.8歳)から2052年58.8歳(ソウル56.1歳)に上昇する。現在「中年」と呼ばれる年齢が未来には「青年」になる格好だ。少子高齢化傾向が深刻な全南(チョンナム)(64.7歳)、慶北(64.6歳)、慶南(63.5歳)は2052年中位年齢が65歳に肉迫する。まだ若いほうだとされる世宗(52.1歳)、ソウル(56.1歳)、大田(テジョン)(56.4歳)でも中位年齢は50代だ。

    俗にいう「働き盛りの年例」を統計上分類した生産可能人口(15~64歳)も2022年3674万人から2052年2380万人へと、30年間で35.2%(1295万人)減る。

    ソウル大学保健大学院のチョ・ヨンテ教授は「地域で働き、消費し、余暇を楽しむ『生活人口』を増やすような地域活性化対策を用意しなければならない」と話した。