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  • 海外韓流経験者70%、K-コンテンツに好感…韓国イメージ、「K-POP」が7年連続で1位

  • 社会・文化 2024年04月02日 10:52
  • 外国人は韓国のイメージを「K-POP」として最も多く記憶した。また、10人に7人がKコンテンツに「肯定的」だった。

    韓国文化体育観光部は2日、韓国国際文化交流振興院と共同で海外主要国家の韓流コンテンツ利用現況と認識を確認できる「2024年海外韓流実態調査(2023年基準)」の結果を発表した。

    今回の調査は海外26カ国の韓国文化コンテンツ経験者2万5000人を対象に実施された。ドラマ・芸能・映画・音楽・アニメ・出版・ウェブトゥーン・ゲーム・ファッション・ビューティー・飲食など11分野の項目について、オンラインアンケート調査を通じて昨年11月10~30日に行われた。

    調査の結果、韓国文化コンテンツに対する好感度は全体回答者のうち68.8%(「気に入っている」)で現れた。インドネシア(86.3%)、インド(84.5%)、タイ・アラブ首長国連邦(83.0%)、ベトナム(82.9%)などの東南アジア国家で好感度が特に高かった。

    過去1年間、韓国文化コンテンツに対する関心は89.4%増加(45.9%)あるいはほぼ同じ(43.5%)と答えた。特に、増加比率が高い国家はエジプト(67.6%)、インド(67.1%)、サウジアラビア(65.1%)など中東国家で関心が高まったことが確認された。

    韓国といえば真っ先に思い浮かぶイメージは何かという質問には「K-POP」(17.2%)を最も多く回答した。K-POPは2017年から7年連続で「真っ先に思い浮かぶ韓国のイメージ」に挙げられた。続いて韓国料理(13.2%)、ドラマ(7.0%)、情報技術(IT)製品/ブランド(6.3%)、美容(ビューティー)製品(5.2%)となった。

    年齢別には10代(23.1%)・20代(20.8%)がK-POPに対する好感度が高かった。40代(13.6%)と50代(17.4%)は韓国料理に対する好感度が高かった。

    韓国文化コンテンツに触れた後、韓国に対する認識変化に対する質問には「肯定的に変化」が66.1%、「変化なし」が30.1%、「否定的に変化」が3.8%だった。国別にはアラブ首長国連邦(85.9%)、インド(85.3%)、ベトナム(84.7%)などが肯定的変化が大きい一方、日本(38.8%)やイタリア(48.7%)などは低かった。

    韓流経験者の1人当たりの月平均韓国文化コンテンツ消費量は11.6時間だった。インド(18.6時間)、タイ(18.4時間)、インドネシア(17.0時間)、ベトナム(16.4時間)などで平均消費量が多かった。

    だが、否定的な認識もあった。理由は「過度に刺激的/扇情的」(24.9%)、「画一的で食傷気味」(22.0%)、「過度に商業的」(21.1%)などだった。

    韓国ドラマ経験者の間では依然と『イカゲーム』の人気が高かった。回答比率は2021年21.2%、2022年11.3%、2023年9.0%と減少したが不動の1位だった。2位と3位はそれぞれ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』(3.4%)と『キング・ザ・ランド』(2.6%)だった。

    韓国映画は5年連続で『パラサイト 半地下の家族』(7.9%)と『新感染 ファイナル・エクスプレス』(6.0%)が1位と2位を占めた。

    文化体育観光部は今回の調査結果を基に、韓流の海外進出を拡大するための各種事業を推進すると明らかにした。コンテンツ企業の海外進出を助けるための韓国コンテンツ振興院の海外ビジネスセンターを25カ所まで拡大し、日本にはコンテンツ企業が入居できる企業支援センターも新設する。中東市場のためには韓国文化を常時広報できる常設広報館「コリア(KOREA)360」をアラブ首長国連邦ドバイに開設する予定だ。

    また、Kコンテンツ消費が関連産業消費にもつながるように、今年インドネシア・ジャカルタで「K博覧会」を開催する。この他にも双方向の文化交流だけでなくコンテンツ国際開発協力(ODA)等を通して韓国に対する友好的認識を拡散する計画だ。

    文化体育観光部の政策担当者は「韓流の人気が高く関連産業の選好度が高い地域にKコンテンツを集中的に広報すればコンテンツ輸出と共に関連産業の輸出まで倍加される」としながら「今後韓国コンテンツ消費が相対的に低い地域でも、ビジネスセンターの開所など多角的な努力を通じてKコンテンツがより一層拡散できるようにしていきたい」と話した。

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