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  • SMエンタが投資計画 日米などに制作拠点・現地発歌手デビューへ

  • 芸能 2023年02月23日 14:09
  • 韓国の大手芸能事務所、SMエンタテインメントは23日、世界音楽市場への進出加速やファン向けプラットフォームの充実など、成長戦略「SM3.0」に向こう3年間で1兆ウォン(約1040億円)を投じると発表した。主要市場の米国と日本、東南アジアに制作拠点を設立し、現地で発掘、育成したアーティストをデビューさせる構想を示した。

    SMはこの先1年で▼パブリッシング力の確立に3500億ウォン▼新たなジャンル、地域へのレーベル拡張に3000億ウォン▼ファン向けプラットフォームの拡充に2000億ウォン――を投資する。中長期的には3年以内に▼進出地域の拡張に500億ウォン▼メタバース(仮想空間)・コンテンツ力の強化に1000億ウォン――を投じる。

    これらの投資は手元資金や今後の営業キャッシュフローの一部、戦略的事業パートナー(ITサービス大手カカオを指す)からの調達、非中核資産の売却、借り入れで賄う計画だ。

    SMは韓国アーティストを海外で活動させるだけでなく、現地で発掘、育成したアーティストをデビューさせる考え。今年後半に男性グループNCTの日本チーム「NCT東京」を、24年後半にも日本と米国で現地発のアーティストを送り出す。

    25年にまでに国内に七つ、海外に三つの制作拠点を構え、2600億ウォンの売上高を積み上げる。SM全体として同年に売上高1兆8000億ウォン、営業利益5000億ウォンの達成を目指すとした。

    同社は、「SM3.0」を通じて名実ともにK―POP界のトップ企業として存在感を示すと意気込んだ。

  • SMエンタテインメントのビル(資料写真)=(聯合ニュース)