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「オックスフォード辞典にも登録された韓服…Kコンテンツの主役に」
- 社会・文化 2022年10月12日 15:11
- 「2022韓服文化週間」が今月17日から23日までソウルをはじめ17カ国36都市で同時に開催される。日常の中の韓服文化を拡散しようとの趣旨から出発した行事で、今年で5回目を迎える。韓国の文化体育観光部〔長官・朴普均(パク・ポギュン)〕が主催して韓国工芸デザイン文化振興院(キム・テフン院長)が主管する。
キム院長は「最近、韓国文化に対する関心が高まって海外から体験・教育プログラムの要請が殺到している」とし「韓服が伝統を越えて現在K-コンテンツの強力な主役になっている」と述べた。
次はキム院長との一問一答。
--今年7月「韓服生活」が国家無形文化遺産に指定された。
「韓服生活が無形の文化資産であることを公式に明らかにしたものだ。当初は3月に『韓服を着る』という名称での指定を予告されていたが最終的には『韓服生活』として指定された」
--『韓服を着る』と『韓服生活』はどのように違っているか。
「単に昔の衣服として制限するのではなく、言葉どおり現在まで続く文化遺産の概念では『韓服生活』のほうが包括的だ。『韓服生活』は韓服を作ることから享有することまですべてが含まれている」
--最近、国内外における韓服人気が格別だ。なぜだと思うか。
「韓服は韓流ブームと切っても切れない関係だ。BTS(防弾少年団)やBLACKPINKなどK-POPはもちろん、韓国ドラマや映画に対する関心が自然に韓服につながっている。昨年『hanbok(韓服)』が英国オックスフォード辞典に登録されたように、韓国の衣服である韓服に対する関心がますます高まっている。韓服自体が持っている魅力も大きい」
10日夜、「フィギュアクイーン」ことキム・ヨナさんはインスタグラムを更新して「美しい韓服」というコメントと一緒に韓服を着て取った写真を掲載した。キム・ヨナさんが韓服専門家と協コラボレーションしてデザイン・製作した韓服の写真集だ。白磁「月壷(タルハンアリ)」と一緒に取った写真やチマ(スカート)に訓民正音がプリントした韓服が目を引いた。これに先立ちキム・ヨナさんは文化体育観光部と韓国工芸デザイン文化振興院が共同で推進している「韓服と韓流連係協業コンテンツの企画・開発」事業に参加した。公募を通じて選ばれた韓服メーカーとともに韓服商品を企画して、先月ロンドンにある在英韓国文化院で「韓服ファッションショー、韓服ウェーブ」を開催した。
今年の韓服文化週間には釜山(プサン)広域市と忠清南道牙山市(チュンチョンナムド・アサンシ)、全羅南道谷城郡(チョルラナムド・コクソングン)、全羅北道南原(チョルラブクド・ナムォン)・益山(イクサン)・全州市(チョンジュシ)、慶尚北道尚州市(キョンサンブクド・サンジュシ、慶尚南道密陽市(キョンサンナム・ドミリャンシ)が地域拠点都市として参加する。米国シアトル、インド・ニューデリー、トルコ(テュルキエ)・アンカラはグローバル拠点都市として参加する。また、ブラジル、アルゼンチン、シンガポール、ハンガリー、南アフリカなどの地でも韓服展示と体験行事が開かれる。21日午後6時、ソウル清渓川路(チョンゲチョンロ)韓国観光広報館ハイカーグラウンドでは韓服ファッションショー、午後6時30分野外広場では歌手のDynamic Duo(ダイナミック・デュオ)らが参加するK-POP公演も開かれる。
--海外で韓服専門教育も行うということだが。
「韓服専門教育を要請してきた海外の衣装・デザイン専門学校を対象に韓服服飾史理論を教えて製作実習ができるように韓服専門教育人材を派遣している。今年は米国フィラデルフィアのドレクセル大学ほか2校、英国王立刺繍学校、フランスのラ・ロシェル大学で韓服専門教育が行われる」
--韓服生活が成功するために重要なことは。
「韓服企業が既製服市場に進出しなければならない。伝統韓服以外に生活韓服がもっと普遍化するべきだ。幸い個性の強い青年世代によって韓服がより一層多彩化している。購買欲を刺激する商品が引き続き出てこなければならない」
韓国工芸デザイン文化振興院のキム・テフン院長は17日から1週間、17カ国で開かれる「2022韓服文化週間」行事を通じて韓服の魅力をさらに広くPRしたいと語っ。[写真 クォン・ヒョクジェ写真専門記者]- COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版