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  • 21年の韓流輸出1.5兆円 日本は韓流「衰退」から「成長」に=韓国

  • 芸能 2022年05月26日 14:06
  • 韓国国際文化交流振興院が26日発表した報告書「韓流の波及効果研究」によると、2021年の韓流関連輸出の総額は116億9600万ドル(約1兆5000億円)で、前年比1.5%増加した。

    韓流関連消費財の輸出増加率が19.2%に上り、輸出の伸びをけん引した。文化コンテンツの輸出は7.2%減となったが、これは前年の輸出急増の反動減と分析される。

    報告書は、18カ国・地域の韓流コンテンツ消費者8500人を対象に実施したアンケートと文化コンテンツ、消費財、観光産業の輸出資料を基に作成された。

    海外での韓流の人気と大衆化の度合いを数値化した「韓流現況指数」は前年比4.9%上昇し、韓流の成長・衰退の程度を示す「韓流心理指数」も6.2%上がった。

    報告書は、韓流現況指数を根拠に18カ国・地域を韓流が大衆化している国、拡散している国、少数が韓流に関心を持っている国に分類した。

    大衆化している国・地域はベトナム、マレーシア、台湾、インドネシア、タイ、中国の6カ国・地域で、前年に比べ3カ国増えた。他の12カ国・地域はいずれも拡散段階に分類された。少数が関心を持っている段階の国はなく、それだけ各国で韓流が広がっていることを意味する。

    韓流心理指数は、各国を韓流への関心度合いに基づき衰退、中成長、高成長に分けた指標だ。インド、タイ、ベトナム、アラブ首長国連邦(UAE)は韓流の高成長グループ、他の14カ国・地域は中成長グループに分類された。報告書は、長らく韓流の衰退グループに入っていた日本までもが中成長グループに移ったと説明している。

    また、以前は韓流への関心が低かった米国や英国、オーストラリア、南アフリカなどでも韓流の大衆化が大きく進んだとし、これは世界的にヒットした韓国ドラマ「イカゲーム」や人気音楽グループBTS(防弾少年団)の影響が大きいとの分析を示した。

    一方、21年の韓流の付加価値誘発効果は10兆8725億ウォン(約1兆1000億円)、就業誘発効果は12万9879人だった。

  • 韓国国際文化交流振興院は、BTS(左)やドラマ「イカゲーム」の影響で米国や英国などでも韓流の大衆化が大きく進んだと分析した(コラージュ)=(聯合ニュース)