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「水原華城」の観覧が無料に
- 旅行 2022年04月08日 16:20
- 京畿道(キョンギド)・水原(スウォン)市を代表する観光名所「水原華城(スウォンファソン)」は、ソウルからの日帰り旅行先にもよく、地元住民から国内外の観光客まで広く人気の史跡だ。
韓国の人気時代劇「イ・サン」でもおなじみの朝鮮時代後期の王・正祖(チョンジョ)が、政争によって悲運の死を遂げた父の墓を水原に移すにあたり、墓を保護するために城を建造。東西南北に4大門が設置され、中央に「行宮(ヘングン)」と呼ばれる御所が設けられた。
城は正祖の死後に完成するのだが、当時の工事記録も完全な形で現存し、建築史的に高い価値を有する城郭であることから「ユネスコ世界文化遺産」にも指定された。
また直近では、2021年に放送された人気韓国ドラマ「その年、私たちは(ク ヘ ウリヌン)」や、2022年の「二十五、二十一(スムルタソッ、スムルハナ)」も、水原華城の一帯で撮影され、韓国ドラマファンの間でも再び注目が集まっている。
どこからでも城郭にアクセスできる水原華城だが、一部の城郭門や、一部区間を通行する際は、チケット(1,000ウォン)の提示が必要だったが、2022年4月7日から全面的に無料となり、地元住民および観光客にとって、より気軽に観光できるようになり、水原への観光客のより一層の増加に期待が寄せられる。
ただし、「華城行宮」の観覧や「華城御車」の乗車、弓や鐘打ち体験などは引き続き有料なので混同しないようにと、水原文化財団より合わせて発表された。 -
華西門(ファソムン) -
華城行宮の入口 - COPYRIGHTⓒ konest