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  • 韓国で24年ぶりにポケモンパン品切れ大乱

  • 経済 2022年03月20日 12:44
  • 24年ぶりに再発売されたポケモンパンが一般のパンの6倍を超える販売量を記録している。先月24日に発売してから1週間で150万個が売れ、口コミが広がり全国的な品薄現象まで起きている。メーカーのSPC三立の株価も10~17日の6日連続で上昇した。

    19日SPC三立によると、1500ウォンのパン製品の中に入っているステッカーの生産が全国の需要に追いついていない。爆発的な需要で午前0時ごろの特定の時間に少量だけ供給している。ポケモンパンはコンビニだけで販売される。これに伴い、慶尚北道慶山(キョンサンブクド・キョンサン)にあるステッカーメーカーのファンタスティックスは生産ライン増設と稼動人材採用を検討している。同社はステッカーをはがしても跡が残らないようにする特許を保有している。

    ファンタスティックスは1998年に三立食品(現SPC三立)がポケモンパンを作った当時からステッカーを納品してきた。2006年にポケモンのアニメシリーズ放映が終わりステッカーの生産も16年間中断していた。同社のキム・ヨンフェ代表は中央日報との通話で「コロナ禍直前に会社がとても厳しかったが、最近は他のステッカー製品の輸出実績が良くなり、ポケモンパン人気まで続いて事情が改善した」と話した。

    新型コロナウイルスでオンラインゲーム需要が増えポケモン関連の他の製品も人気を呼んでいる。13日には米国でポケモンのキャラクターが印刷されたトレーディングカード1枚が4000億円近い価格で売れた。米CNNはヘリテージ・オークションが主催した競売でポケモンキャラクター「リザードン」が描かれたカードが33万6000ドルで落札されたと報道した。昨年8月からは韓国の大型スーパーと百貨店200カ所以上にアーケード ゲーム機である「ポケモンガオーレ」が設置された。平日にも行列してゲームをしなければならないほどだ。

    ポケモンパン人気によりSPC三立の株価は15日の取引時間中に9万8100ウォンで52週高値を記録した。2021年5月に9万ウォン台で取引されていた株価は今年1月には6万ウォン台に下がっていたが最近になり急反騰している。1月にSPC三立は2021年の売り上げが2兆9470億ウォンで前年より15.9%増えたと明らかにした。「1人めし文化が広がりながらインスタント食品市場が国内の食品市場で主力として位置づけられている」と分析した。SPC三立は2024年までに売り上げ4兆ウォンと営業利益1100億ウォンの達成を経営目標として提示した。

  • ポケモンパン[写真 SPC三立]

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