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  • 「82年生まれ、キム・ジヨン」 5年間に海外で最も売れた韓国文学

  • 社会・文化 2022年01月18日 14:33
  • 2016~20年に海外で最も多く売れた韓国文学作品は、チョ・ナムジュの大ベストセラー小説「82年生まれ、キム・ジヨン」だったことが18日、分かった。

    韓国文学翻訳院が16~20年に海外で出版された韓国文学作品の販売状況を調査した結果、「82年生まれ、キム・ジヨン」は10言語圏で30万部以上販売された。特に日本では18年に出版されてから20万部を超える販売部数を記録し、ロングセラーとして定着した。

    このほか、ハン・ガンの「菜食主義者」は13言語圏で16万部以上が販売された。ソン・ウォンピョンの「アーモンド」は日本で9万部以上、チョン・ユジョンの「種の起源」はブラジルで2万部以上が売れた。

    韓国文学翻訳院は、同院の支援により海外で出版された韓国文学作品658種(37言語圏)の約75%に当たる492種(30言語圏)の販売部数を調査した。

    同期間の累計販売部数が5000部を超えた作品は34種だった。20年に出版され5000部以上販売された作品も16種に上る。

    韓国文学作品の海外出版・販売は増え続けている。同院の支援で海外で出版された作品は17年の127種から昨年は186種に増えた。韓国の民間財団、大山文化財団の支援を受けた作品を合わせると1年に200種以上が海外で出版されている。

    「82年生まれ、キム・ジヨン」「アーモンド」のように特定の国でベストセラーやロングセラーになった作品がほかの言語圏で出版されるケースも増えている。

    同院はこうした傾向について、韓国文学が世界市場で競争力を証明しつつ定着していることを示していると説明した。

  • 海外で出版された小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の表紙(韓国文学翻訳院提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫