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  • ソウルの物価、東京・ロンドンより高かった…世界生活費1位は

  • 経済 2021年12月02日 08:25
  • 韓国ソウルの生活費が世界主要都市の中で12位を記録した。東京(13位)やフィンランド・ヘルシンキおよび英国ロンドン(共同17位)よりも物価が高い。

    1日に発表されたエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の世界生活費ランキング(Worldwide Cost of Living、WCOL)によると、今年生活費が最も高い都市はイスラエルの首都テルアビブであることが分かった。

    昨年5位だったテルアビブの生活費が高騰したのは、分析対象になる主要商品群200品目のうち10%の価格が引き上げられたためだ。原油価格の急騰で上昇した交通・物流費用などが商品価格の引き上げに影響を与えた主な原因だとしている。

    昨年物価が最も高い都市にランクしていたフランス・パリは2位になった。シンガポールも共同2位だった。

    パリに続いてスイス・チューリッヒ(4位)や米国ニューヨーク(6位)、スイス・ジュネーブ(7位)、デンマーク・コペンハーゲン(8位)、米国ロサンゼルス(9位)なども生活費が高いことが分かった。

    上位圏にはシンガポールに続いてアジアの大都市も入った。香港(5位)、大阪(10位)、ソウル(12位)、東京(13位)などだ。

    イランの首都テヘランは昨年79位から29位へとこの1年間で50ランクアップし、物価が大幅に上昇した。米国発の経済制裁によって輸入品価格が暴騰したためだ。

    一方、世界で最も物価が安いのはシリア・ダマスカスとリビア・トリポリだった。

    EIUは毎年世界173都市を対象に、商品およびサービス200品目の価格を比較して物価が高い都市ランキングを発表している。ただしこの調査には住居費価格は含まれていない。

    EIUは新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のパンデミック(大流行)により世界の物価が不安定になったと分析した。今年分析対象になった世界主要都市の物価は前年より3.5%上昇し、これは過去5年間で最も大きい上昇幅というのがEIUの分析だ。

    EIUは「インフレーションが予想されて賃金が上がり、商品価額の上昇はより一層厳しくなる可能性が高い」とし「今後数年間、多くの都市で生活費が追加で上昇するだろう」と見通した。

  • ソウル明洞(ミョンドン)の街