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  • コロナ乗り越え韓流コンテンツを世界へ 韓国政府が戦略策定

  • 芸能 2021年11月03日 16:49
  • 韓国政府は3日、金富謙(キム・ブギョム)首相の主宰で第7回コンテンツ産業振興委員会を開き、文化による日常回復、韓流の成果拡散などコンテンツ産業の主要政策を盛り込んだ「新型コロナウイルス克服コンテンツ産業革新戦略」を策定した。

    これにより新型コロナで停滞する社会に活力を吹き込み、2025年までにコンテンツ売上高を168兆1000億ウォン(約16兆2000億円)、輸出を156億9000万ドル(約1兆7860億円)、海外の韓流ファンを1億5000万人に引き上げる計画だ。

    推進する課題は▼文化による日常回復▼コンテンツ産業のデジタルパワー強化▼コンテンツ産業の生態系(エコシステム)革新▼韓流アウトバウンドの活性化――の四つ。

    政府は新型コロナの流行長期化による精神的疲労を文化で癒やし、日常の回復をサポートする。

    変化した日常を芸術的視角から記録した作品を、図書館や博物館などの文化基盤施設に「新型コロナウイルスアーカイブ」として構築する予定だ。

    また、非対面のオンライン文化・余暇需要の急増を受けてコンテンツ産業のデジタルパワーを強化する。

    3次元の仮想世界「メタバース」や実感コンテンツを育成し、芸術と技術が融合した創作・制作事業を支援する。なかでも文化・スポーツ・観光分野の研究開発(R&D)の来年度(1~12月)の予算を1328億ウォンに拡大。研究開発力を集約するため、今月には文化体育観光技術振興センターを発足させる。

    このほか、在外韓国文化院を中心に各地域のアウトバウンド窓口をシステム化し、韓流拡散の拠点を拡大する。来年には米ニューヨークコリアセンターと駐スウェーデン韓国文化院を新設し、現在234カ所ある韓国語教育機関「世宗学堂」を来年には270カ所に増やす予定だ。

    金首相は「韓国コンテンツ産業が新型コロナを乗り越えて大きな飛躍を遂げ、世界をリードしていく出発点になるようにしてほしい」と述べ、関係官庁の協力と政策的支援を呼び掛けた。

  • 委員会で発言する金首相=3日、ソウル(聯合ニュース)

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