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  • 韓国、きのうは半袖きょうはダウンジャケット…秋もなく突然寒波が来た理由

  • 社会・文化 2021年10月17日 09:15
  • 16日に韓国のほとんどの地域で寒波特報が出されるほど急に天気が冷え込んだ。

    ソウルでは2004年に寒波特報基準が設けられてからの17年で初めて10月に寒波特報が出された。10月中旬基準でソウルの朝の気温は64年ぶりの最低水準に下がる見通しだ。

    突然の冷え込みに、秋がなく季節が夏からすぐに冬に変わったという声が出ている。先週まで秋としては暑い天候が続いていたのは韓国上空に亜熱帯高気圧の勢力が強かったためだ。この時期に亜熱帯高気圧が強い勢力を維持するのも異例のことだ。

    ところが亜熱帯高気圧の南側で高気圧の勢力を支持した台風18号がベトナムに上陸した後に弱まり亜熱帯高気圧が突然収縮した。

    亜熱帯高気圧は赤道付近で発達するが、対流雲が発達する程度により勢力が弱まったり強まったりを繰り返す。ところが台風が過ぎ去った後に対流活動が弱まり亜熱帯高気圧も勢力が弱まった。

    おりしも亜熱帯高気圧が収縮した時期と、北極から韓国に寒気が下りてくる時期が合わさり寒さが訪れたというのが気象庁の説明だ。亜熱帯高気圧の収縮で北極から下りてくる寒気を押しとどめていた防壁がなくなったということだ。

    特に今回の寒さは暑さが続いていたところに突然発生しさらに寒く感じられた。しばらく暑かったのに突然訪れた寒さに市民は当惑するという反応だ。

    ソウル・麻浦区(マポグ)に居住するイさん(28)は「きのうまで半袖を着ていたが突然の寒さで冬物のコートを出すことになった。この1週間に四季があるようだ」と話した。

    気圧計の状況は現在の状態を当分維持するとみられ、今回の冷え込みは相当期間続く見通しだ。気象庁は16~18日に寒波が続き、19日には気温がやや上がり、19~21日に寒気の第2波が韓国に近づくと予想した。

    そこに強風が体感温度をさらに下げている。通常、気温が氷点下の時には風速が秒速1メートル高まれば体感温度は2度下がる。