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話題ドラマでの暴力描写 韓国国防部「兵営環境は変わった」
- 社会・文化 2021年09月06日 17:10
- 韓国で反響を呼んでいるドラマ「D.P.―脱走兵追跡官―」で描写された軍内のいじめや暴力などに関し、国防部が初めてコメントした。ムン・ホンシク副報道官は6日の定例会見で、記者から「(ドラマの背景になった)2014年に部隊で起きた不条理のことだとは見なせないと軍関係者が発言したという報道があった」として国防部の見解を求められると、「兵営環境は変わりつつある」と答えた。
ムン氏は「これまで国防部と各軍は、暴行など兵営の不条理を根絶するため持続的な兵営革新に努力を傾けてきた」と説明した。現在は服務終了後の携帯電話の使用が認められるなど、悪質な事件を隠蔽(いんぺい)できないような環境に変わったと強調した。
また、ドラマ出演者の軍服着用は現行法に抵触しないとの認識も示した。ムン氏は、関連法は軍人以外による軍服着用と軍用品の使用・携帯を認めていないとしながらも、「文化・芸術活動を目的とする場合は例外とされている」と述べた。
動画配信大手ネットフリックスで配信中の「D.P.―脱走兵追跡官―」は軍務を離脱した脱走兵の追跡を描いたドラマで、2014~15年作のウェブ漫画が原作。兵営での殴打などの描写にリアリティーがあるとして軍でも関心を集めている。
ドラマ「D.P.―脱走兵追跡官―」(ネットフリックス提供)=(聯合ニュース)- COPYRIGHTⓒ YONHAP NEWS