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  • 「夫婦の世界」の舞台、「コサン市」はどこにある?

  • 芸能 2021年05月06日 10:49
  • 2020年に韓国で最高視聴率28.4%をたたき出し、話題になった「夫婦の世界」。
    日本でも今年に入り放映されたことで一部ファンの間で人気を呼んでいるようである。

    特にファンの間で関心を集めているのが、劇中の舞台である「コサン市」という街が韓国のどこにあるのか?という疑問だ。
    社会的にも経済的にも成功した主人公を含めた住民たちが暮らす大邸宅が集まる高級住宅街は、本当に韓国にあるのだろうか?

    結論から言えば、劇中の「コサン市」は完全に架空の都市である。
    残念ながら「コサン」という名前の市は韓国には存在しない。
    コネスト韓国地図で「コサン」と検索した際に表示される情報はあるが、ドラマとは全く関係のない済州市内にある食堂のようである。

    ただ、主人公夫妻の住む家を含めた近隣エリアは実際に存在する住宅地域で撮影がされている。
    それは京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)市玄徳面(ヒョンドッミョン)徳睦里(トンモッリ)に位置する「アメリカン人村」内の「Humphreys Landing」である。

    2015年より造成が始まったこのエリアはアメリカ現地にある家をそのまま移してきたようだという評価を受けている。
    エリアは総敷地1万2,000坪で、「Humphreys Landing」には土地面積80坪の2階建て一戸建て住宅が71戸が並び建つ。
    その中でイ・テオとヨ・ダギョンが構えた新居は、このタウンの住民のためのクラブハウスになっている。
    住民カードを持った住民だけが利用可能であり、内部はフィットネスセンター、パーティールーム、会議室などで構成されている。

    主人公夫妻のイ・テオとチ・ソヌが住む家もやはり同じエリアの71戸の住宅のうちの1つを背景にして撮影されたそうである。

    ドラマのような住宅街は実在していても、この場所に入居するのは現実的に難しそうである。
    その理由は平沢(ピョンテク)にある米軍部隊に所属する軍人とその家族を対象にして賃貸をしているからである。

    その売買価格はおよそ5億ウォン代(60坪型住居基準)、賃貸料は1年に約4,000万ウォンほどだそう。