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  • 韓国政府「多国間議論通じた規範作り必要」 ワクチンパスポート巡り

  • 社会・文化 2021年03月03日 15:01
  • 【ソウル聯合ニュース】韓国政府は3日、国際的に通用する新型コロナウイルスワクチンの接種証明書「ワクチンパスポート」の導入について、まずは多国間の議論を通じて関連規範を作る必要があるとの立場を示した。

     中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長はこの日の会見で、「ワクチンパスポート導入の是非を議論中」だとした前日の発言に関し、「国際的に通用し得るワクチンパスポートを韓国で作るという意味ではない」と説明。外国で発給された予防接種証明書を持って韓国に入国する人に隔離や検査の面でどういう措置を取るべきかについて、実務的に検討する必要があるという意味の発言だったとし、拡大解釈を警戒した。

     国際的に通用するワクチンパスポートについては慎重な姿勢を示した。

     尹氏は、ワクチン効果の不確実性や国際規範が確立されていないことを踏まえ、大半の国はワクチンパスポート導入について検討の初期段階にあるようだとし、導入にあたっては「多くの国が共に議論し、世界的な規範を作る必要がある」と指摘した。

     世界各国で新型コロナワクチンの接種が始まっており、この先海外からの渡航者にワクチン接種の証明書を要求する国が出てくる可能性がある。ただ、新型コロナワクチンの効果が不確実といった理由などから、証明書導入の必要性を巡っては他の国々でも意見が分かれている。

  • 中央事故収拾本部の尹泰皓・防疫総括班長(資料写真)=(聯合ニュース)

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