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  • ソウル市の人口 1千万人割れ=32年ぶり

  • 社会・文化 2021年03月03日 14:59
  • 【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市は3日、市内に住む韓国人の人口(行政安全部統計)と外国人の人口(法務部統計)を合わせた総人口(昨年末時点)は991万1088人だったと発表した。韓国人が966万8465人、外国人が24万2623人。ソウル市の人口は1988年に初めて1000万人を超え、その後も1000万人都市の地位を守ってきたが、32年ぶりに大台を割り込んだ。

     ソウル市の人口は都市化・産業化により、1990年代初めまで増加し続けた。1992年に1097万人とピークに達した後は徐々に減少した。2016年に韓国人が1000万人を下回ったのに加え、昨年は新型コロナウイルスの影響で外国人が減ったことが人口減少につながった。

     前年比では9万9895人(1%)減だった。韓国人が0.62%(6万642人)減り、外国人は13.93%(3万9253人)減少した。とりわけ、中国国籍者が3万2000人減った。

     年齢別の人口は25~29歳が85万8648人と最も多く、45~49歳(81万9052人)、50~54歳(80万7718人)と続いた。0~4歳が10.26%減少した一方、85~89歳は11.42%増加し、少子高齢化が急速に進んでいることが浮き彫りになった。

     韓国人は10年前に比べ、64歳以下は120万人減り、65歳以上は56万人増えた。65歳以上の割合を示す高齢化率は15.8%と前年比で1.0ポイント上昇した。

     韓国人の世帯数は441万7954世帯と前年比で2.09%増加したが、1世帯当たりの人口は2.19人となり、0.06人減少した。全世帯に1~2人世帯が占める割合は63.8%と前年比で2.0ポイント上昇した。

     ソウル市内の25の自治区別の人口は松坡区(67万3926人)が最も多く、中区(13万4635人)が最も少なかった。前年比で人口が増えた区は江東区と永登浦区だけで、残り23区は減少した。

  • ソウル市の人口推移=(聯合ニュース)

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