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  • BTS、30歳まで入隊延期可能…兵役法改正案公布

  • 芸能 2020年12月22日 15:29
  • 「防弾少年団(BTS)兵役延期法」と呼ばれる兵役法改正案が22日、公布された。徴集・召集を延期できる対象に「大衆文化芸術分野の優秀者」を含めるという内容が骨子だ。施行は6カ月後の来年6月23日からだ。

    これを受け、「大衆文化分野優秀者」は満30歳まで入営を遅らせることができる見通しだ。ただ、乱発を防ぐために「文化勲章・褒章受章者のうち文化体育観光部長官が国威宣揚に功績があると認めて推薦した者」に対象が限定されるとみられる。また、改正法には品位を損傷する行為をする場合、入隊延期を直ちに取り消すという規定も盛り込まれた。

    BTSの場合、2018年に「花冠文化勲章」を受章したため兵役の延期に問題はないと予想される。メンバーのうち最年長の満28歳のジン(キム・ソクジン)は2022年まで、最年少のジョングク(チョン・ジョングク)は2027年まで、それぞれ入営を延期できるとういことだ。

    この日に公布された兵役法には、戦傷・公傷で入院治療が必要な場合、転役保留期間を延長できるという内容も盛り込まれた。負傷した兵士が転役後にも安定的に治療を受けられるようにするという趣旨だ。

    これまで負傷した兵士は国家有功者または報勲報償対象者と認定される場合でなければ、転役6カ月以降は入院治療が不可能だった。転役保留延長は6カ月単位で判断し、医学的な必要に応じて延長できる。この制度は法公布後すぐに施行し、既に転役保留中だった兵士にも遡及適用される。

    有給志願兵延長服務期間も増える。改正法は転役後に延長服務する期間を従来の「最大1年6カ月」から「最大4年」に拡大し、名称も「任期制副士官」に変更した。熟練した幹部を確保しようという趣旨だが、これも公布と同時に施行される。

    改正法に基づき、社会服務要員として代替服務をしながら個人情報を流出・利用する場合、処罰が強化される。テレグレム「n番部屋」捜査で社会服務要員が共犯と確認されたのがきっかけだ。社会服務要員として服務した男(24)が204人の住民登録および出入国情報など個人情報を無断照会した後、これをテレグレムの「博士の部屋」運営者チョ・ジュビン被告に渡したことが明らかになった。この場合、従来の法では警告処分と服務期間延長という軽微な懲戒だけが可能だったが、今回の改正で刑事処罰の根拠が用意された。

  • 2018年に花冠文化勲章を受章したBTSのメンバー