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  • 社会的距離確保のレベル細分化 現行の計3段階から5段階に=韓国

  • 社会・文化 2020年11月01日 17:32
  • 【ソウル聯合ニュース】韓国政府は新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」のレベルについて、現行の計3段階から5段階に細分化し、庶民や自営業者に被害を与える施設運営の中止措置を最小化することを柱とする新たな対策を発表した。「ウィズコロナ」時代に合った持続可能な防疫システムの導入がふさわしいという現実的な判断によるものだ。7日から実施する。

    「社会的距離の確保」のレベルは5段階に細分化される。現行の1~3段階に、第1.5段階と第2.5段階を加えた。首都圏、忠清道地域、全羅道地域、慶尚北道地域、慶尚南道地域、江原道地域、済州道の7地域に分けでそれぞれ適用する。

     レベルを適用する指標は「1週間の1日当たり平均市中感染者数」だ。

     首都圏は100人未満、忠清道、全羅道などは30人未満、江原道、済州道は10人未満の場合、第1段階となる。日常生活をしながら、一部施設や活動に対しマスク着用などの防疫措置を義務化する。

     新規の市中感染者数が第1段階のレベルを超える場合、第1.5段階が適用され、施設などの利用人員が制限される。

     全国的に1週間以上、1日当たり平均の新規市中感染者が300人を超える場合、第2段階に引き上げる。不要不急の外出や集まり、施設利用などの自粛が勧告され、100人以上の集まり、イベント、遊興施設などの営業が禁止される。飲食店は午後9時以降は出前のみ可能となり、室内のマスク着用が義務付けられる。

     第2.5段階は1日当たり平均の新規市中感染者が400~500人、第3段階は800~1000人以上の場合、適用される。

     第2.5段階は50人以上の集まり、イベントのほか、カラオケ店の営業が禁止される。飲食店など施設の運営も午後9時までとなる。

     第3段階は10人以上の集まり、イベントなどが禁止され、原則的に自宅にとどまるよう勧告する。飲食店や病院などを除き、施設の運営は中止される。

  • マスクを着用して電車を利用する市民ら=(聯合ニュース)