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  • 韓国ゾンビを誕生させた韓国ドラマ「キングダム2」の世界的人気

  • 芸能 2020年03月18日 14:11
  • 「韓国ゾンビ」が人気を博している。

    14カ月ぶりに帰ってきたネットフリックスの韓国ドラマ『キングダム2』は国内だけでなく世界中の人々が待っていた秀作だ。シーズン1のしっかりとした台本とダイナミックな演出、そして俳優たちの演技により、ネットフリックスオリジナルの韓国ドラマの中で最高という評価を受けた。

    1年2カ月後に公開されたシーズン2も成功している。ストーリー性が一層強化された今作は、折しも新型コロナウイルスで苦しい時期と重なり、一層関心を集めている。ヒトから感染する疫病と、これを防ごうとする官庁や治療法を探す女医まで現状と似たような光景が描かれた。新型コロナとは関係なく企画された作品だが、疫病が最も多く広まった場所が慶尚道(キョンサンド)のように描かれるなどオーバーラップする部分が多い。

    UHDで最高の画質を誇る今シーズンは見ごたえのあるアクションシーンが多い。特に宮廷での戦闘シーンでは、朝鮮時代の宮殿の全景が画面を飾り、韓服を着たゾンビたちが屋根の上を走り回る姿は東洋と西洋のコラボと言える名場面だ。

    シーズン2のカギはエンディングだ。先行してチョン・ジヒョンの特別出演が予告され、どんな出方をするのか注目されていた。チョン・ジヒョンはシーズン2のエンディングに10秒余り出演したが、深い余韻を残す。『キングダム』を見た人なら、シーズン3が製作されればチョン・ジヒョンが主人公になるという可能性を十分に読み取ることができる。アン・ジェホンの特別出演も力を添えた。

    海外からの賛辞も相次いだ。米ニューヨークタイムズは「韓国時代劇の慣習を壊した作品」とし、『キングダム』シーズン1を2019年最高のインターナショナル・TVショー10選に選んだ。シーズン2公開を前に、米国LAハリウッドのサンセットブールバードやウェスタン・アベニュー、ニューヨーク・タイムズスクエアなど米国のエンターテインメント界の象徴的な場所に『キングダム』の屋外広告が掲げられ、その人気を実感させた。シーズン2公開後、米国フォーブスは「世界的パンデミックが心配か?ならば『キングダム』を見るべきだ」と注目し、「序盤は『ウォーキング・デッド』と似ているが、より素晴らしくスピーディだ。『ゲーム・オブ・スローンズ』のような陰謀・暴力が登場し、幻想的なキャラクターが描かれている」と紹介した。

  • 韓国ドラマ『キングダム2』