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  • マスクの売り惜しみにクレーム殺到 新型肺炎で品薄

  • 社会・文化 2020年02月06日 10:19
  • 【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、韓国でもマスクなどの需要が急増しているなか、食品医薬品安全処には消費者から「インターネット通販サイトなどでマスクを注文したところ、一方的に注文をキャンセルされた」「マスクの値段が高すぎる」といった業者の売り惜しみ、値段つり上げに対するクレームが殺到している。

     食品医薬品安全処は5日から、医薬部外品の保健用マスク・手指消毒剤の買い占めや売り惜しみに関する通報をホームページ上や電話で受け付けている。関係者は「申告内容を検討して事実と確認されれば調査を行い、適切な措置を取る」と話している。

     政府は5日から新たな告示を施行し、ネット通販事業者などがマスクの買い占めや売り惜しみで暴利を得ようとする行為を取り締まっている。

     5日以降は保健用マスクや手指消毒剤を買い占めたり、売り惜しんだりした生産業者、販売業者は2年以下の懲役または5000万ウォン(約460万円)以下の罰金が科せられる。

     政府はあわせて、大量のマスクや手指消毒剤の国外持ち出しを防ぐため、関連の告示を制定する方針だ。1000枚・個または200万ウォン相当を超えるマスク、手指消毒剤を国外に搬出するケースについて、簡易輸出手続きを正式輸出手続きに切り替え、審査の段階で買い占めや売り惜しみが疑われれば通関を保留する。

  • スーパーには品薄になっているマスクの購入数を制限する案内が出されている=(聯合ニュース)