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  • 韓国チーズハットグ熱風で地域住民が引っ越しまで…東京で一体何が?

  • 社会・文化 2018年12月04日 08:15
  • 3日正午を過ぎた時間、東京新宿区新大久保駅周辺の路地は平日ではあったがかなり多くの人々で混雑していた。ここは東京の代表的な「コリアンタウン」であり韓流の中心地だ。

    最近は韓流を楽しもうとする日本人だけでなく、周辺の日本語学校に通うベトナムやネパールなど他国出身の学生まで集まり、単なる「コリアンタウン」ではなく「アジアンタウン」の性格まで帯びるようになった。

    ここで最近、人波を吸い込む役割を果たしている名物が「チーズハットグ」だ。「韓国版アメリカンホットドッグ」とも呼ばれる、フード韓流の代表的なヒット商品だ。

    ハットグ(ホットドッグ)の中にチーズがたっぷり入っていて、一口食べるとチーズが水飴のように伸びる。その様子をスマートフォンで撮影し、インスタグラムなどに掲載しようとする若者の間で特に人気がある。

    味も味だが、写真に投稿しようと400円~500円という安くない価格にもかかわらず客が集まる。

    新大久保通りに行くと、わざわざ探そうとしなくてもハットグ店の位置を自然に見つけることができる。「グルメスポット」として有名な店には、列に並んで待つ若者が大勢いるからだ。

    3日午後も同じだった。店から車道まで幅3メートルになるかならないかというほどの道に並んでハットグを食べる人々のせいで、ただでさえ狭い道はさらに狭く見えた。

    週末には人々でごった返す。今月1~2日、ここを取材した日本の民間放送テレビ朝日によると、週末には新大久保の目抜き通りや周辺住宅街の路地は、場所に関係なく前に進むことが難しいほど多くの人々が押し寄せてくる。ハットグ店前の行列も当然長くなる。

    現在、新大久保駅周辺だけで15軒前後のハットグ店が営業中だ。「一日の売り上げは営業秘密」と言っても、普通の週末なら数百本は売り、おいしいとうわさになった店では一日1000~2000本も売れるという。

    ところが3日放送されたテレビ朝日のワイドニュースショーは「ハットグの人気が高まれば高まるほど周辺道路には大量のゴミがあふれ、そのため地域住民や周辺商店の不満が高まり社会問題化する兆しを見せている」と報道した。

    ハットグという食べ物の特性上、テーブルに座るよりも持ち歩いて食べたり店周辺で立って食べる人が多い。もちろん店周辺にはゴミ箱が設置されているが、ハットグの紙トレイと串を道にポイ捨てしたり、周辺に放置されたゴミビニールに勝手にねじ込んだりする人も多い。

    客が住民の生活空間を侵していることも頭の痛い問題だ。テレビ朝日では「外出しようとドアを開けたところ、学生4~5人が玄関のドアの外の階段にうずくまって座り、ハットグを食べていた。なぜここで食べるのかと叱ったが『家だと思わなかった』と言われた」と訴える住民の不満が紹介された。

    このような状況に耐えられず引っ越す人もいたという。

    3日も、行く先々で「この場所での飲食はご遠慮ください」と書かれた警告文が張り出されていた。

  • 静かに通行するように求める警告文が新大久保の路地に張り出されている。

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