韓国HOTニュース
  • サムスン家の離婚騒動 「財産分割として86億ウォン」支払い命令

  • 社会・文化 2017年07月21日 10:07
  • 裁判所が李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長(46)と夫の任佑宰(イム・ウジェ)前サムスン電機顧問(48)の離婚を決めた。ソウル家庭裁判所家事4部(部長クォン・ヤンヒ)は20日、2人の長男(10)の親権者および養育者に李社長を指定し、李社長が任氏に86億1301万ウォン(約8億6000万円)を支給するよう命じる判決を下した。任氏は月に一度、1泊2日という条件下で長男と会うことができる。

    この日、2人とも法廷には姿を見せなかった。訴訟を代理する弁護人だけが参加した。約5分で宣告が下された。裁判の後、李社長側のユン・ジェユン弁護士は「裁判長は賢明な判決を下した」とコメントした。

    任氏側は控訴の意思を表明した。キム・ジョンシク弁護士は「86億ウォンという金額を見ると、株式が分割対象から除外されたようだ。控訴審で法理的問題を提起したい」と説明した。任氏が李社長に要求した財産分割額は1兆2000億ウォンだった。

    財産分割問題は婚姻後に取得した財産を対象に、両者の寄与度を考慮して裁判所が決める。任氏側はサムスンSDS・サムスン物産株式を含めた李社長の財産が2兆ウォン前後になると主張している。

    任氏側は長男に月に一度だけ会えることが決まった点についても不満を表わした。キム弁護士は「月に2回、息子に会わせてほしいと伝えていたが裁判所が受け入れなかった。父親として共同親権を行使したいという意見も出していた」と話した。

    2人は1999年8月に結婚し、16年後の2014年から離婚をめぐって争っていた。李社長が先に任氏を相手取り訴訟を起こし、その後は任氏が財産分割を要求して逆訴訟を起こした。

    水原(スウォン)地裁城南(ソンナム)支院は昨年10月、李社長の主張を受け入れて2人の離婚を宣告したが、任氏が「住所地管轄裁判所で裁判をするべき」と管轄権違反を主張して判決が破棄されていた。

  • 李富真(左)、任佑宰(右)