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  • <崔氏韓国国政壟断>前青瓦台政策調整首席秘書官を緊急逮捕

  • 政治 2016年11月03日 11:20
  • 「崔順実(チェ・スンシル)国政壟断事件」を捜査中の検察特別捜査本部が2日午後11時40分、安鍾範(アン・ジョンボム)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)政策調整首席秘書官(57)を緊急逮捕した。「職権乱用容疑に対する証拠隠滅が懸念される」と逮捕の理由を説明した。検察は2日以内に拘束令状を請求する方針だ。

    安前首席秘書官はこの日、検察で「ミル・Kスポーツ財団の設立は朴槿恵(パク・クネ)大統領の指示に従ったものであり、随時財団基金の募金などを報告して相談した」と述べた。しかし安前首席秘書官は「この過程で企業が募金に協力し、違法事項があるのなら法的責任を取る」と主張したという。

    全国経済人連合会を通じて大企業に圧力を加え、774億ウォン(約70億円)の出捐金募金を主導した安前首席秘書官が朴大統領と随時議論したと述べたことで、朴大統領に対する調査が不可避になったのではという指摘が出ている。

    朴大統領は先月20日の首席秘書官会議で「(財団の設立は)純粋で良い趣旨」と述べた。その発言が安前首席秘書官が明らかにした財団設立と基金募金に対する大統領の指示と関係があるのか確認する必要性が生じたからだ。しかし安前首席秘書官側は「この陳述は朴大統領が不法募金を指示したと認めたものではない」と説明した。安前首席秘書官は崔氏との関係について「知らない関係であり、崔氏が両財団に関連していたことも知らなかった」という従来の立場を維持した。しかし検察は最近、安前首席秘書官の自宅などで押収した他人名義の携帯電話の通話内訳分析を通じて、2人がお互い連絡を取り合っていたとみている。チョン・ヒョンシク元Kスポーツ財団事務総長(63)ら事件関係者も検察の調べですでに「2人が協力して財団に介入した」と話している。

    検察はこの日、崔氏に対して職権乱用権利行使妨害(職権乱用)と詐欺未遂容疑で拘束令状を請求した。職権乱用容疑は安前首席秘書官の共犯と見ているということだ。崔氏が経済政策を総括する安前首席秘書官を前面に出して自身の事業を助けるようにした状況が見つかったからだ。

    検察が崔氏に適用した職権乱用容疑は計3件。まず崔氏が安前首席秘書官とともに19グループの53社に圧力を加え、昨年10月から今年1月の間にミル・Kスポーツ財団に巨額の基金を出すよう強要した部分だ。経営権紛争で危機を迎えたロッテグループ側にKスポーツ財団への追加出捐を要求し、5月に70億ウォンを受けたが、その後に返した件も含めた。5月に公企業グランドコリアレジャー(GKL)が障害者フェンシングチームを結成する際、安前首席秘書官が介入して崔氏の個人会社ザ・ブルーKと代行契約を結ばせた部分も同じだ。

    崔氏が1月、研究サービス実行能力もないザ・ブルーKを通じてKスポーツ財団から7億ウォンの費用を受けようとした件には詐欺未遂容疑を適用した。

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