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  • 創業者長男が日本へ あすロッテHD株主総会

  • 経済 2015年08月16日 15:57
  • 【ソウル聯合ニュース】兄弟による経営権争いが起きているロッテグループの創業者、辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の長男、辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏が16日、金浦空港から日本へ出発した。17日に東京で開催される日本事業の持ち株会社、ロッテホールディングス(ロッテHD)の臨時株主総会に出席する見通し。格浩氏は姿を見せなかった。次男でロッテHDの代表取締役副会長、辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏は13日に日本入りしている。

     ロッテHDは韓国ロッテグループの事実上の持ち株会社、ホテルロッテの筆頭株主(72.65%)である「L投資会社」を所有しており、韓国と日本ロッテの支配構造の頂点に立つ。

     株主総会の議題は社外取締役の選任と支配構造の改善。ロッテの幹部は今回の株主総会について、「ロッテHDの今後の方向性を決める一方、辛東彬(韓国ロッテグループ)会長の経営能力が問われる場になる」と述べた。グループの経営権をめぐる東主氏らとの紛争を終わらせ、韓国と日本ロッテの「ワントップ体制」を公式化する意図があるとみられる。今月11日、韓国で発表したホテルロッテの上場やグループ支配構造の改善方針について、日本の株主に理解を求める狙いもある。

     株主総会では格浩氏の名誉会長就任や東主氏が求める取締役らの交代など、経営権争いと関連した案件は除外された。東主氏が取締役の解任などを提起するかは不透明だ。

  • 韓国を出国して日本に向かう辛東主氏=16日、ソウル(聯合ニュース)