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  • 韓国はセール中 百貨店・免税店などで大規模割引イベント

  • 旅行 2015年07月26日 12:57
  • 【ソウル聯合ニュース】不況に中東呼吸器症候群(MERS)の流行が重なり、苦戦を強いられている韓国流通業界が大規模なセールイベントを開催し、消費心理の改善と外国人観光客の誘致に乗り出した。

    ◇百貨店 数百億ウォン規模のブランドセールも

     最も異色のイベントはロッテ百貨店が23日からソウル近郊の韓国国際展示場・KINTEX(京畿道・一山)で開催している「ロッテブラックスーパーショー」だ。

     百貨店が自社売り場以外の場所で、セールイベントを開催するのは極めてめずらしい。ロッテ百貨店の「出張セール」は4月に続き、2回目。

     不況の中でより安い商品を求めている消費者の反応は上々だ。

     ロッテ百貨店によると、イベント初日(23日)の売上高は14億ウォン(約1億5000万円)、来場客数は11万人に達した。4月の初日と比べ、約2倍の水準となる。

     ロッテ百貨店関係者は「雨が続く天気にも多くの顧客が足を運んでくれている。4月より2日短い4日間の開催だが、売上高目標の60億ウォンは難なく達成できると予想される」と話した。

     現代百貨店と新世界百貨店も海外高級ブランド品の割引イベントを開催している。

     コーチ、ヒューゴボス、アルマーニコレッツォーニなど100種類の高級ブランド品を各店舗で順次放出する。

    ◇免税店や大型スーパーも

     大型スーパーは先週から一斉に大規模割引イベントに入った。

     イーマートは29日まで全店舗で夏物衣類、雑貨、バカンス用品など1000億ウォン規模の「倉庫大放出展」を開き、ファッション商品を最大60%安く販売する。例年より早く割引イベントを開催するのはMERSの影響で先月の売上高が前年同月より18.2%減ったため。

     ロッテマートも29日まで約1000品目の在庫を50%安く販売する。ホームプラスは来月12日まで生鮮食品、加工食品、夏物衣類などを格安で販売する。

     MERSの影響で売上高が急減した免税店も7~8月のシーズンを逃さないため、さまざまな割引イベントを開催する。

     ロッテ免税店は9月3日までプラダ、コーチなどの高級ブランド品を最大80%割引する。同期間にサングラスは最大30%割り引きし、300ドル(約3万7000円)以上の商品を購入した顧客には1万ウォン分のギフトカードを提供する。また、一定以上の金額を購入した顧客にはエコバックや旅行用パウチ、シューズパウチなども提供する。

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