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  • 朴大統領「今度こそ不正の塊りを取り除かねば」

  • 政治 2015年03月18日 14:58
  • 朴槿恵(パク・クネ)大統領は17日の閣僚会議で「今度こそ不正の根を捜し出し、その根がつかんでいる不正の塊りを取り除かなくてはならない」と述べた。李完九(イ・ワング)首相が今月12日、「不正腐敗との全面戦争」を宣言したことに続き、今度は朴大統領が直接言及した格好だ。

    朴大統領は「私たち社会の各部門で積み重なってきた慢性的な不正腐敗に対しては断固たる措置が必要だ」としながら「不正の塊り」の抜本的根絶を強調した。腐敗の清算は「かなり以前から考えてきた。必ず踏み越えなければならないこと」ともした。李首相に向かっては「首相が推進している腐敗清算は、どんなことにもブレずに国民と国の経済のために使命感をもって必ず成し遂げてくれるよう願う。各部署は汎政府的な力を結集してくれることを望む」と背中を押した。

    朴大統領は公務員年金の改革と労働市場の構造改革に関しては「『思い立ったら吉日』という言葉があるように、3~4月中に4大改革の大きな軸である公共部門と労働市場の改革で初めての成果を上げることになれば、他の改革課題もうまく解決していけると考える」とし、当初予定していた処理期間の遵守を呼びかけた。

    朴大統領は同日の閣僚会議に初めて書類鞄を持ち込み、長官らに中東歴訪の後続措置をひとつひとつ尋ねて討論する場面もあった。李首相は「中東成果に対する部署別の対応を長官評価に反映する」との報告もしたという。