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  • <駐韓米大使襲撃>襲撃犯が退院、取り調べ後にソウル拘置所に収監

  • 社会・文化 2015年03月15日 09:19
  • マーク・リッパート駐韓米国大使を刃物で襲ったキム・ギジョン容疑者(55)が14日午前10時、ソウル・松坡区(ソンパグ)の警察病院を退院しソウル中央地検に移送された。

    車いすに乗ったキム容疑者は左腕と右足にギブスをしたまま護送車に乗り込んだ。やつれて見えるキム容疑者は、痛みがあるような苦痛の表情を作ったりもした。キム容疑者はこの日、彼を擁護して議論を醸したわが民族連邦制統一推進会議のキム・スナム代表議長(74)と頻繁に連絡していたのか、心境はどうかなどと尋ねる取材陣には無言で一貫した。

    これに先立ちソウル地方警察庁捜査本部は前日に明らかにした1次捜査結果会見で、キム容疑者の犯行は事前に計画されたものであり、初めから殺害の意図があったと結論を下した。また、警察庁はキム容疑者に殺人未遂、外交使節暴行、業務妨害容疑を適用した。

    キム容疑者は検察の取り調べを受けた後、京畿道義王市(キョンギド・ウィワンシ)にあるソウル拘置所に収監される。

    キム容疑者は5日午前7時40分、ソウルの世宗(セジョン)文化会館で開かれた民族和解協力汎国民協議会主催の朝食講演会場で長さ25センチメートルの刃物でリッパート大使の顔と左手首などを刺し現場で逮捕された。この日リッパート大使を攻撃する過程で右足くるぶしを骨折し、左腕に軽傷を負ったキム容疑者は10日に警察病院で手術を受けた。