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  • 韓国内外の超高層建築専門家「第2ロッテワールド、安全問題ない」

  • 社会・文化 2015年02月13日 11:12
  • 12日、ソウル・蚕室洞(チャムシルドン)のロッテホテルで開かれた第2ロッテワールド安全管理委員会主催の施工技術発表会で韓国内外の超高層建築専門家らが「第2ロッテワールド建物と地盤の構造的安全性に問題がない」と明らかにした。第2ロッテワールド安全管理委員会はロッテグループが安全性に対する憂慮を解消して正確な理解を助けるために作った組織だ。

    ロッテワールドタワーの土木設計を担当した英国の建築物エンジニアリング業者アラップ(ARUP)のジェームズ・シーズ(James Sze Wang-cho)香港支社副社長は「ロッテワールドタワー(高さ555メートル)の地盤は世界的な超高層建築物であるドバイのブルジュ・ハリファ(828メートル)や中国のゴールデンファイナンス117(597メートル)より安全だ」と主張した。これらの建物の最大地盤沈下推定値を分析した結果、ブルジュ・ハリファ80ミリメートル、ゴールデンファイナンス117タワーが150ミリメートル水準なのに比べてロッテワールドタワーは39ミリメートルに過ぎないという理由からだ。

    シーズ副社長は「ロッテワールドタワーが完工する時、土地が最大39ミリメートル下に沈下するように設計されたが、現在まで地盤沈下は9ミリメートル水準」とし、「このような傾向ならば完工しても13~14ミリメートル程度しか沈下が起きないだろう」と話した。この場合、ロッテワールドタワーから100メートルほど離れた地下鉄の駅の近隣では地盤沈下が殆どないと見通した。

    構造設計を担当した米国の超高層建物設計業者レラ(LERA)のソウティーン・シー(Sawteen See)理事も「ロッテワールドタワーの構造システムは強い台風や地震にも耐えられるように設計された」とし、「これまで設計してきた建物のうち最も安全だと判断される」と強調した。シー理事は1945~1998年に発生した台風の風の強度データに基づいて最も強い台風が来ても建物が安全なように作ったと付け加えた。

    韓国コンクリート学会のパク・ホングン(ソウル大学建築学教授)副会長は「人は普通1年に1、2回健康診断を受けるが、ロッテワールドタワーも同じこと」とし、「建物のあちこちに671個のセンサーが設置されていてリアルタイムで危険性を把握している」と話した。パク副会長は「衛星4台を利用して建物のてっぺんがどれくらい揺れるのか、風・地震による振動が激しいのか、地盤沈下現象が激しいのかどうかなどを常にモニタリングしていてその結果、予想より安全だ」と説明した。

    第2ロッテワールド安全管理委のソン・ドホン安全状況室長は「徹底した安全施工を通じて安心して利用できる第2ロッテワールドを作るように最善を尽くすつもり」と話した。第2ロッテワールド安全管理委は毎月、超高層構造・安全管理・測量・エレベーター工事などについて専門家を招請して一般に説明する席を設ける計画だ。