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  • ギガインターネット・5Gが来た…すべてがリアルタイムの時代に=韓国(1)

  • 経済 2014年10月21日 10:52
  • 韓国の情報通信技術(ICT)がもう一度飛躍した。超高速インターネット時代が開かれてから16年目、超高速より10倍速いギガインターネット時代が始まった。移動通信は第4世代(G)のLTEより1000倍速い第5世代(G)に向かっている。有無線通信がすべてメガ(Mbps)からギガ(Gbps)に移動するということだ。KTは20日に釜山で開幕した国際電気通信連合(ITU)の全権委員会議で「今日からギガの速度で有線インターネットを利用できるギガインターネット『オルレギガインターネット』を全国的に商用化する」と発表した。各家庭で従来の超高速インターネット(100Mbps)より10倍速い1Gbpsの速度でインターネットを利用できるという意味だ。

    ギガインターネットへの飛躍は、1998年にドゥルネットがケーブルテレビ網で10Mbpsインターネットを供給してから16年目、KTが従来の電話銅線を活用したADSLから100Mbps速度の超高速インターネットを大衆化してから15年目だ。20年前にアジアで初めて韓国で電話モデム基盤のインターネット網が普及した当時に比べ、10万4000倍以上も速くなった。20年前なら4ギガバイト(GB)容量のフルHD映画をダウンロードするのに38日以上かかったが、ギガインターネット時代には33秒で終わる。

    KTはこの日、従来の超高速インターネットより100倍速い10Gbpsインターネットも同時に紹介した。すでに試験サービスもしている。昨年9月から京畿道東水原地域にある有線インターネット網に10Gbps網を敷設してサービスしている。10Gbpsの環境では4K超高画質(UHD)より4倍も鮮明な8K(解像度7680x4320)画質のパノラマ映像も実感できる。SKブロードバンドもこの日、10Gbps速度のギガインターネット技術を試演するなど、有線インターネット企業の技術レベルはすでに10Gbpsまで進んでいる。KTは「この日からKTインターネット加入者の48.3%が1Gbps速度のギガインターネット網を利用できる」とし「10Gbpsインターネット網はコンテンツの生産や需要などを考慮して普及の時期を決める」と明らかにした。

    移動通信分野ではSKテレコムが第5世代移動通信時代の青写真を公開した。2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)に合わせて試験サービスを始め、2020年に商用化するという計画だ。2月に世界移動通信展示会であるモバイルワールドコングレス(MWC)で公開した5G技術を釜山ITUで具体化した。SKテレコムは展示ブースで超高周波帯域を利用し、従来のLTEの48倍にのぼる最大3.7Gbpsの速度の第5世代技術を試演した。3.7bpsはUHD映画100本を同時に再生できる速度。

    第5世代は第4世代のLTE(75Mbps)より最小13倍(1Gbps)、最大1300倍(100Gbps)速いギガ級無線インターネットが可能な移動通信技術だ。まだ国際的な通信規格は決まっていないが、すでに国内移動通信3社は第5世代をめぐり激しく技術競争を始めた。人間とモノが有機的につながり、いつどこでもクラウドで望みの情報をダウンロードする時代では、ギガ級無線インターネット技術がすべての産業で必須であるからだ。

  • 20日、釜山BEXCOで開かれた2014ITU全権委員会議開幕式の出席者が、朴大統領の演説を聞いて拍手している。前列右から崔陽熙(チェ・ヤンヒ)未来創造科学部長官、トゥーレITU事務総局長、ジャオITU事務総局次長、ジョンソンITU局長、ランシITU局長。(写真=青瓦台写真記者団)