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  • 韓国、半導体・ディスプレーも不安…中国が猛追

  • 経済 2014年07月09日 08:45
  • 中国の追撃の勢いは半導体・ディスプレーなど情報技術(IT)核心分野で目立つ。韓国が米国・ドイツなど先進国との技術力の差を狭められずにいる間、中国にはむしろ激しい挑戦を受けている。

    韓国産業技術評価管理院(KEIT)の調査の結果、韓国と中国のディスプレー技術レベルの格差は2011年の26.9%ポイントから昨年末には19.3%ポイントに狭まったことが分かった。半導体技術の格差も2011年の17.3%ポイントから2013年には13.1%ポイントに減った。IT融合部門と医療機器・情報家電などの技術格差も3%ポイントほど縮まった。

    ディスプレーの場合、BOE・CSOTなど中国企業は液晶(LCD)ディスプレーだけでなく、有機発光ダイオード(OLED)など次世代技術にも投資を惜しまない。投資は成果につながる。

    市場調査企業ディスプレーサーチによると、今年1-3月期の世界超高画質(UHD)テレビ市場で、中国企業のハイセンス・スカイワースはそれぞれ世界市場シェア16%、13.6%を記録し、サムスンに次いで2、3位となった。ある電子企業の役員は「OLED市場で技術格差は約3年とみているが、来年は約1年前後に縮まるだろう」と述べた。

    韓中友好協会の張蘊嶺副会長は「テレビなど主要製品で両国製品間の品質の差はほとんど感じられないほど」とし「韓国企業が技術格差を活用して中国市場に進出する時代は終わった」と話した。

    半導体は中国政府が産業育成に全力を注いでいる。中国政府は今月初め、半導体産業育成のために計1200億元(約19兆4580億ウォン)規模のファンドを設立すると明らかにした。再生可能エネルギー・高速鉄道・宇宙・航空など一部の先端分野では、中国が韓国を大きく上回っているという分析も出ている。

    韓国貿易協会国際貿易研究院のイ・ボンゴル研究委員は「中国政府は補助金支援、低利融資、株式投資など、さまざまな方法で新しい成長企業を育成している」と説明した