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  • 59分洗濯機、下段冷凍冷蔵庫… LG、ヨーロッパ攻略の新武器

  • 経済 2014年03月21日 10:57
  •   通常、ドラム洗濯機の洗濯時間は2時間ほどだ。しかしモーターをベルトで駆動するのでなくモーター自体が直接回るようにしてドラム内にジェット・スプレー、すなわち強い水の流れを噴射すればこの時間を59分にぐんと減らすことができる。LG電子が新しく出した「ターボ・ウォッシュ」技術だ。エネルギー使用量は15%、水の使用量は40%減る。

    LG電子は19日(現地時間)、イタリア・ヴェネツィアでヨーロッパの主な取引先と記者450人余りを招待し、「イノフェスト(InnoFest) 2014・ヨーロッパ」というイベントを行った。ヨーロッパで新しく発売される新製品13種110個余りのモデルを公開した。洗濯機・冷蔵庫・掃除機など白物家電はもちろん、TVやモバイル製品まで網羅した。

    LG電子のヨーロッパ地域代表であるナ・ヨンベ専務は「ヨーロッパ消費者の生活像に基づいた顧客中心の高効率新概念製品を多く出している」と話した。ナ専務は「ミーレ・ボッシュ・AEGなど白物家電のローカル・ブランドが多いヨーロッパでもLG電子が市場を先導していくという意志」と付け加えた。

    実際、この日公開された製品のうちにはヨーロッパ消費者の好みと欲求を考え合わせたものが多かった。冷蔵庫の場合、冷凍室が下にある「ボトム・フリーザー」タイプでヨーロッパの最高エネルギー効率等級(A+++)より10%以上エネルギー効率を上げたモデルが含まれた。スティック型掃除機にハンディー型を結合した無線「ツー・イン・ワン(2 in 1)」掃除機も公開された。

    TVの場合、家が小さいヨーロッパの消費者が相対的に小さい画面のTVを購入する傾向があるという点を配慮し、49インチから始める多様な大きさの超高画質(UHD) TVと有機発光ダイオード(OLED) TVを展示した。LG電子関係者は「77インチのOLED TVは2万5000ドル(約2700万ウォン)程度」とし、「ヨーロッパでこのような最先端のTVを予約注文できるかという問い合わせが相次いでいる」と伝えた。

    この日、イベント会場を訪問した英国電子製品専門紙エキスパートレビューのトム・モーガン記者は「ヨーロッパで初めて発売される製品を見るのはすばらしいこと」と話し、「TVが興味深く、エネルギー節約型冷蔵庫と洗濯機なども注目をあびるだろう」と予想した。

  • 19日(現地時間)、イタリア・ヴェネツィアで開かれたLG電子の「イノフェスト2014」イベントにおいて参加者が「105インチ曲面超高画質(UHD)TV」を見ている。LG電子はこの日、洗濯機・冷蔵庫・掃除機からTV・モバイル機器まで、ヨーロッパで新しく発売する新製品13種110個余りのモデルを公開した。[写真=LG電子]