韓国文化と生活

ただいまニホンゴ勉強中　第５回漢陽女子大学
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更新日：13.06.10

ただいまニホンゴ勉強中漢陽女子大学校日本語通翻訳科知っているようで知らない、似てるようで似てない隣の国、韓国。大学を歩いて出逢った、日本を学ぶ若者たち。韓国人がおもう日本を知ろう。

教室の中に畳！ネームプレート持参で成績アップ！？珍しいアイディアで学生を飽きさせないユニーク授業

「愛の実践」という理念のもと、1974年に設立された漢陽(ハニャン)女子大学。ソウル東部の往十里(ワンシムニ)近くに位置し、イ・ビョンホンやイ・ヨンエを輩出した漢陽大学に隣接しています。漢陽女子大学では、「世界に貢献する優秀な女性人材の育成」を目標に、英語科をはじめ陶芸科や秘書人材科など幅広い学科を設置。日本語通翻訳科は1991年に誕生しました。１年生を対象とした日本での語学研修プログラムが毎年行なわれており、姉妹校との交流も盛んです。

・教育方針：	正しい認識と国際感覚を備えたグローバル教養人の育成日本に関する専門知識と現場実務に精通した専門人の育成専門知識を理解し、共同社会の先頭に立つ福祉人
・学生数：　240人※2013年基準

・就職率：

50.5％(2012年度)　
日系企業、航空会社、ホテル、旅行会社、観光ガイド、各種団体の通訳・翻訳要員

日本語の通訳と翻訳に特化したカリキュラム

「観光日本語」「ビジネス日本語」といった実用会話を学べる授業の他に、「小説翻訳」「メディア翻訳」「日韓・韓日通訳」など、通訳と翻訳をより専門的に学べる授業が充実。同時通訳の実習が可能なブースが設置された通訳講義専門の講義室も完備しています。

学生に好評！実践型の「語学研修プログラム」

毎年、選抜された１年生約30人が参加する研修プログラムを実施。３週間にわたり、姉妹校との交流や個人ミッションを行ないます。個人ミッションは、決められたスポットを訪れ証拠写真を撮影するというもの。目的地に辿り着くために、自力で電車に乗るなど、実践力が身につくと好評です。

オーディションも開催！出演希望者多数の日本語劇

毎年９月に、通翻訳科の学生たちによって行なわれる日本語劇発表会。出演希望者が多く、オーディションが開かれるほどだとか。日本人講師監修のもと、夏休みには毎日練習が行なわれます。韓国国内でも日本語劇を毎年開催している日本語関連学科は珍しく、校外での招待公演も開催されています。

突撃！ニホンゴ講義　かわいい名前プレートでポイント加算！　「日本語文法」　BY　イ・ビョンマン教授

教室の一角に畳コーナーや、イ教授が日本から持ってきたというひな人形、ランドセルなどが並ぶ「日本文化室」で行なわれる「日本語文法」の講義。基礎文法を学ぶ１年生が対象の授業で、取材時には自動詞・他動詞の活用についての授業でした。講義中、目についたのが学生たちの前に置かれた個性溢れるネームプレート。これはコミュニケーションを大事にするイ教授が、学生たちにつくらせたもの。名前を呼びかけることでコミュニケーションがより活性化され、学習効率をアップさせる狙いがあるそう。ネームプレートの完成度でポイントが加算され、忘れた学生は減点になるなど成績にも影響するとか！ネームプレートが挙手しているアイディア作品などもありました。