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韓国文化と生活

  • 第40回 2012年上半期の話題ソング
    2012年K-POPシーンも半分が過ぎました。大物グループが復活し、ボーイズグループがアルバムチャートを席巻、新人歌手やガールズグループがデジタル音源チャートを強打した上半期のK-POPシーンを、掘り下げて見てみましょう!ヒットチャートとともに、話題になった出来事にも注目!
    ★2012年上半期アルバムチャート★ 出典:HANTEO CHART(集計期間:2012/1/1~2012/6/30)
    順位 歌手名 アルバム名 販売量(枚)
    BIGBANG ALIVE(ミニアルバム5集) 152,091
    SHINee Sherlock(ミニアルバム4集) 131,889
    CNBLUE Ear Fun(ミニアルバム3集) 118,599
    Busker Busker Busker Busker(1集) 91,028
    パク・ジェボム New Breed(1集) 89,250
    INFINITE Infinitize(ミニアルバム3集) 89,113
    XIA(キム・ジュンス)(JYJ) Tarantallegra 79,578
    EXO-K MAMA(ミニアルバム1集) 78,466
    SHINHWA The Return (10集) 71,212
    10 少女時代-テティソ Twinkle(ミニアルバム1集) 68,798
    ※結果は、韓国の代表的な音楽集計サイト「HANTEO」のチャートを参照。「HANTEO」は全国の加盟店や主なオンライン音楽サイトの販売量を標本調査し、全国アルバム販売量の推定値を集計発表しているサイトで、加盟店のアルバム販売量は全国の実質販売量の約85%に該当するとされています。
    気になるデジタル音源トップ3!
    縮小傾向にあるアルバム市場に対し、デジタル音源市場の勢いは増すばかり。デジタル音源市場は常に新鮮さが求められるため、次々と新曲が発表され続け、K-POPシーンが飽和状態になっているようにも見受けられます。しかしながらデジタル音源チャートが「大衆の関心」という意味でのバロメーターになるのは確かでしょう。
    2012年の上半期も、アルバム売り上げは購買層が安定している人気ボーイズグループが予想通り席巻。デジタル音源チャートも全体的に上半期に活動が多く見られた男性歌手の割合が高いようですが、T-ARA(ティアラ)SISTAR(シスター)、少女時代-テティソ、miss A(ミス・エー)などガールズグループも健闘しました。
    ◀ SISTARは4位で「音源強者」の仲間入り
    1位
    桜エンディング / Busker Busker
    (1集「Busker Busker:春風」より)
    オーディション番組「スーパースターK3」(2011年)の準優勝チームであるBusker Busker(バスカーバスカー)が2012年にメジャーデビュー。新人にもかかわらず、デジタル音源チャートの上位に彼らの曲が多数ランキング、アルバム売り上げでも4位にランキングする圧倒的な活躍ぶりを見せました。驚くべきはテレビ出演をほとんど行なっていないということ。作詞作曲を行なうメジャーバンドの新星として今後の活躍が期待されます。
    桜の散る道が歌詞の舞台
    タイトル曲の「桜(ポッコッ)エンディング」は春にぴったりのセンチメンタルな曲で、ささやくような歌声とロマンチックな歌詞、アコースティックギターの音色が調和しています。
    2位
    Lovey-Dovey / T-ARA
    (「Funky Town」より)
    写真はメンバー追加前のもの
    タイトル曲の「Lovey-Dovey(ラビダビ)」は、T-ARAお得意のポップなダンスナンバーに流行のファンキージャンルをプラスしたクラブミュージック風の曲で、強いビートとエレクトロニックサウンドが際立ちます。振り付けも流行のシャッフルダンスが取り入れられるなどトレンドを反映し、デジタル音源市場を強打しました。
    新メンバーリュ・ファヨンをとりまくメンバー不和説とファヨンの脱退発表などが話題になっているなか、昨年大ヒットした「Roly-Poly」に引き続き、2012年上半期の「音源クイーン」として華々しい活躍を見せました。
    3位
    FANTASTIC BABY / BIGBANG
    (ミニアルバム5集「ALIVE」より)
    ライブ中心に路線変更が見られるBIGBANG(写真は以前のもの)
    BIGBANG(ビッグバン)が、ミニアルバム5集を引っさげて約1年ぶりにK-POPシーンに帰還。上半期のアルバムキングとなっただけでなく、音源部門でも3位になる好成績を見せました。このアルバムはBIGBANGの音楽に対するチャレンジ精神と情熱がコンセプトとなっており、収録曲すべてをタイトル曲とする自信も見せています。特に「FANTASTIC BABY」はYou Tubeの2012年上半期K-POPミュージックビデオチャートでも1位にランキングするなどグローバルな人気となりました。一方で専門家からは、過去の作品に比べインパクトに欠けるなど手厳しい評も出ています。
    K-POP★話題の中心~2012年上半期~
    もちろん曲だけではありません。上半期にはどんなことがあったのか、K-POPシーン全体に見られた大きなアクションにも注目してみましょう!
    韓流アイドルたちがこぞって「ワールドツアー」を開催!
    K-POPがグローバルな人気を得るとともに、上半期に活発に見られたのが、ワールドツアー。かつてRain(ピ)やJYJが行なった世界各国を巡るツアーをアイドルグループがこぞって開催し話題になりました。SUPER JUNIOR(写真右上)は韓国歌手初のフランス単独公演を成功させたのをはじめ、日本の東京ドームと大阪京セラドーム、台湾、タイ、インドネシア、中国などを巡回。BEAST(写真右下)もドイツや日本、アジアを回りました。また、SHINHWAやJYJはアジアツアー、BIGBANGやSHINee(写真左下)は日本ツアーを開催するなど、大型グループのほとんどが海外ツアーに集中した上半期となりました。2NE1(写真左上)は下半期にワールドツアーを行なう予定です。このようにK-POPスターの海外活動がスムーズに進行している背景には、韓国政府の強力な後押しが関係しています。
    おかえりなさい!大御所アイドルが帰還
    上半期のK-POPシーンへの帰還でもっとも話題となったのは何と言っても、1998年のデビュー以来最長寿アイドルグループとして君臨し続けるSHINHWA。リーダーのエリックとイ・ミヌが代表となって「SHINHWAカンパニー」を設立し独立、 約4年ぶりに10集アルバムを引っさげてK-POPシーンに華々しく復活を遂げました。「タロトカッチ(個別にかつ一緒に)」方式を活動に取り入れた最初のグループだけありメンバーそれぞれがキャラ立ちしており、各種バラエティ番組や音楽番組もわれ先にとSHINHWA争奪戦を繰り広げました。アルバム売り上げも上半期9位にランキングする底力を発揮。現存するK-POPアイドルグループで初の除隊組となり、今後のお手本となりそうです。
    また元H.O.T(エイチオーティー)のトニー・アンも、自ら手がけるボーイズグループSM☆SH(スマッシュ)と一緒に活動し話題になりました。
    アンディ(写真右)とミヌの除隊を待って活動再開
    K-POPブームの定着が狙い?新人プッシュが盛ん
    海外市場での活躍が目覚しいK-POPスターたち。しかし一方で同じグループばかりが取り上げられているため、K-POPをブームで終わらせないためにということなのか、韓国内でも対策が急がれているようです。そのひとつは新人デビューラッシュ。上半期は大手芸能事務所のS.M.エンターテイメントからEXO-K(韓国活動組)とEXO-M(中国活動組)、JYPエンターテイメントからJJ PROJECT、DSPメディアからA-JAXと大型新人が出たのをはじめ、B.A.PやBTOB、NU’ESTなどボーイズグループが大挙してデビューしました。新人発掘オーディション番組が活発なのも人材の補充が関係していると言えます。
    最近はさらに新人歌手が多く出演する海外ファン向けのK-POPイベントが開催されるようになり、アーティスト層の充実と新規ファン層の開拓などにも力が注がれています。
    新人発掘オーディション番組の出場者が多方面で活躍
    「スーパースターK」「偉大な誕生」など人気オーディション番組で入賞した出場者たちは、生半可な新人歌手より知名度が高いご時世。Busker BuskerやウララセッションがK-POPシーンで活躍しているのをはじめ、ジョン・パク、ホ・ガクも着実に音楽活動を繰り広げています。一方、音楽以外に最近はドラマでの活動が見られるメンバーも。「スーパースターK」出身のカン・スンユンは「ハイキック3~短足の逆襲」に出演、同じく「スーパースターK」出身のソ・イングクは「ラブレイン」に出演、次回出演作も決まっているなど演技でも才能を発揮しています。「K-POPスター」出身で上半期の人気検索ワード芸能人5位にランキングする話題性を見せたイ・ハイや、ミッション曲のステージがCNNで報道されたパク・チミンも今後の動きが注目されています。
    ソ・イングク
    2012年上半期は新人たちの活躍が目立ちました。一方韓流アイドルグループは上半期は海外活動に専念していましたが、下半期にUターンして韓国活動を行なうケースが多いようです。下半期の活動歌手は、PSY(サイ)BoA、SUPER JUNIOR、KARA、BEAST、G-DRAGON、2NE1、ZE:Aなど豪華。また東方神起や少女時代、SHINeeも年内のリリースがささやかれています。
    今年のようにオリンピックにかぶると特別番組などでテレビ出演が減ってしまうため、結果、下半期に活動時期が重なり、「星たちの戦争」が熾烈になると予想されています。さて、下半期はどのような動きが見られるのでしょうか。
    ★今月の人気アルバム★ 出典:HANTEO CHART
    順位 歌手名 アルバム名
    BEAST Midnight Sun(ミニアルバム5集)
    SUPER JUNIOR Sexy, Free&Single(6集Bヴァージョン)
    SUPER JUNIOR Sexy, Free&Single(6集Aヴァージョン)

    ★NaRoのおすすめK-POP★
    上半期にシンドロームを巻き起こしたBusker Buskerの「麗州の夜の海(ヨスパムパダ)」をピックアップ。アルバムの収録曲ですが、麗州(ヨス)エキスポを狙ったのではないかと言われるほど、特に若者を中心に人気となりました。海のさざ波のようなメロディと飾らない素朴な歌声が特徴で、わびしさとロマンが歌から感じられます。ミュージックビデオは、ライトアップされた華やかな突山大橋(トルサンテギョ)が映る一方で素朴な麗州の海辺がメインとなっており、女優のハン・ガインが出演したことも話題になりました。

    NaRoのK-POP入門バックナンバー


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                最終更新日:12.08.01
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