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韓国文化と生活

  • コネスト記者コッコがお届けする社食探訪シリーズ、第7回目はソウル特別市庁へお邪魔しました!国内人口の約4分の1が居住する大都市ソウルは、韓国の政治・経済・文化の中心地。

    その舵取りを担っているのがこちら、ソウル市庁です。本コーナー初となるお役所の食堂、気になるその様子を早速ご紹介します!
    閑静な歴史の小道に位置するソウル市庁別館
    ソウル市庁舎(別館)
    ソウル市庁舎(別館)
    やってきたのは散策路として有名な石垣道(トルダムキル)沿いにあるソウル市庁別館。古宮・徳寿宮(トクスグン)が目の前に広がり、周囲は都心にもかかわらず閑静で落ち着いた雰囲気が漂います。

    ソウル市庁舎といえば、ソウル広場前の本館を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

    1926年にルネサンス様式で建築された本館は、2008年より行われている改築工事の真っ最中。

    新庁舎は地熱や太陽熱を活用する環境配慮型の建物として建設される予定だそう。工事の間、業務は別館で行われています
    ソウル広場と改築工事前の本館(奥)
    ソウル広場と改築工事前の本館(奥)
    完工は2011年2月の予定
    完工は2011年2月の予定
    2006年より実施の「車のない日」。

クリーンで快適な都市づくり
    2006年より実施の「車のない日」。
    クリーンで快適な都市づくり
    ソウル市が手がける政策は非常に多岐に渡ります。漢江(ハンガン)清渓川(チョンゲチョン)南山公園(ナムサンコンウォン)といった観光スポットの管理はもちろん、「ソウルコリ芸術祭り」(※「ハイソウルフェスティバル」から名称が変更されました)をはじめとした各種文化・芸術行事の開催、外国人のための様々なサービス、誰もが住みやすい街づくりに向けての都市計画など、盛りだくさん。

    2009年現在、市のトップリーダーである市長を務めるのは呉世勲(オ・セフン)氏。第17代大統領の李明博(イ・ミョンバク)氏も、実はソウル市長経験者の1人なんです(任期2002~2006年)。
    「デザインソウル事業」では

路上売店が一新
    「デザインソウル事業」では
    路上売店が一新
    観光スポットの施設改善

(写真は南山オルミ)
    観光スポットの施設改善
    (写真は南山オルミ)
    毎年大盛況の「ソウルコリ芸術祭り」

※「ハイソウルフェスティバル」から名称が変更されました
    毎年大盛況の「ソウルコリ芸術祭り」
    ※「ハイソウルフェスティバル」から名称が変更されました
    在住外国人支援センター

「ソウルグローバルセンター」
    在住外国人支援センター
    ソウルグローバルセンター」
    特に外国人が多い地域には

「グローバルビレッジセンター」を設置
    特に外国人が多い地域には
    グローバルビレッジセンター」を設置
    ランチミーティングも可能な多目的食堂
    職員食堂「ソダム」は、別館敷地内「厚生館」の1・2階にあります。職員公募によって名づけられた「ソダム」という名称は、韓国語で「(食べ物が)豊かで、おいしそう」という意味があるのだそう。
    シックな外観の職員食堂
    シックな外観の職員食堂
    「ソダム」のロゴ。

食膳トレーをかたどった看板がカワイイ!
    「ソダム」のロゴ。
    食膳トレーをかたどった看板がカワイイ!
    厚生館には売店もあり
    厚生館には売店もあり
    食堂は2009年2月のリニューアルを経て、まるでレストランを思わせるお洒落な空間に大変身。少人数用の個室から、プロジェクター完備でランチミーティング可能な部屋まで用意された多目的な食堂となっています。
    開店直前、食堂内をくまなくチェックしていた栄養士のク・ジョンヒさんにインタビューしてみました。

    「献立を立てる際はカロリーや栄養面でのバランスを重視しますね。郷土料理を取り入れる際はその土地へ行き本場の味を学んでくることもあります。また、手作りの味に近づけるため、野菜の下ごしらえはできる限り食堂の厨房内で調理師たちが行っています。ニンニクのヘタも1かけ1かけ取り除くなど手間はかかりますが、勤務暦の長いベテラン調理師が多く、作業はとても早いです。」
    中でも40年という最長勤務暦を誇るのが調理長のキム・ジョンマンさん。

    「長い間ソウル市庁の食堂で勤務してきましたが、いつも皆さんにおいしく召し上がっていただけ、ありがたい気持ちでいっぱいです。これからも満足していただけるよう、真心を込めて調理したいと思います。」
    1汁5菜で提供される単一メニュー
    11:30に開店するやいなや、食堂入口を越えて外にまで行列が!それもそのはず、職員の利用率は何と80%以上に達する人気食堂なのです。メニューは日替わりで1種類。少し寂しい気がしますが、食堂運営側にとっては回転率の高さにつながっており、また職員からも「メニューで悩む必要がない」となかなか好評だそう。 会計は入口に設置されたセンサーに食堂専用の電子カードを当てるだけ。電子カードはチャージ式になっていて、携帯電話のストラップにもなります。
    あっという間に長い行列が!
    あっという間に長い行列が!
    かざすだけのお手軽会計
    かざすだけのお手軽会計
    精算が済んだら、トレーを持って配膳コーナーに進みます。ご飯、おかず、キムチなどがバイキング形式で好きなだけ取れるようになっています。
    配膳コーナー
    配膳コーナー
    「最近、野菜不足なんだよな…」
    「最近、野菜不足なんだよな…」
    取り過ぎ注意を喚起する掲示物
    取り過ぎ注意を喚起する掲示物
    値段にも注目!今日のメニューはコチラ
    春川風タッカルビをメインに、チャルスス(高きび)ご飯、大根の葉入り味噌汁、ワラビのナムル、大根の和え物、サラダ(コーンドレッシング)、キムチと、栄養満点のラインナップ!

    素朴ながら手の込んだおかずが多く、野菜をたっぷり取れるのが特徴です。しかも一食、何と2,800ウォン!市庁付近の平均ランチ価格が5,000~6,000ウォンであることを考えると、約2分の1の値段で食べられるのはお得ですね。
    すみません、お替りいいですか?▶
    すみません、お替りいいですか?▶
    ところでタッカルビは発祥の地、江原道(カンウォンド)春川風とのことですが…。

    栄養士のクさんに尋ねてみると、やはり現地で食べた味を参考にレシピを考案したそう!鶏肉がとても柔らかく、ちょっぴりスパイシーでご飯が進む味でした。
    春川風タッカルビ、味の秘訣はエゴマの粉だそう
    春川風タッカルビ、味の秘訣はエゴマの粉だそう
    フレッシュなレタスも食べ放題
    フレッシュなレタスも食べ放題
    食物繊維たっぷり!ワラビのナムル
    食物繊維たっぷり!ワラビのナムル
    ★お食事中に失礼します!★
    並んで食事を取られていた男性2人組に突撃インタビュー!

    キム・ドンチョルさん(右):週に4~5回、ほぼ毎日利用します。職員食堂の魅力は何と言っても近くて気楽な点ですね。ピーク時は行列ができますが、席数が多いので待ち時間も少ないです。
    ペク・ソンフンさん(左):リニューアルして、高級感のある食堂になったと思います。インテリアにも気が配られていて好感が持てます。
    満腹になったら、午後の勤務に備えて食後はのんびり過ごしたいもの。食堂の周囲には公園や散策路、美術館があり、職員の皆さんの憩いのスポットになっています。公園内でコーヒー片手に談笑したり、昼休みを利用して芸術鑑賞を楽しんだり、つかの間の余裕を満喫していましたよ!
    食堂正面にある公園「タサン公園」
    食堂正面にある公園「タサン公園」
    季節を感じられる散策路

「徳寿宮トルダムギル」
    季節を感じられる散策路
    「徳寿宮トルダムギル」
    ゆとりあるランチタイムが午後への活力源に
    お役所というと堅いイメージがあり、食堂も味気ないのでは?と思っていた記者コッコ。

    しかし実際は明るくお洒落な雰囲気、肝心の味も◎で、当初の予想を見事に裏切られるうれしい結果となりました!

    「低価格・おいしいご飯・ゆとりある食後のひととき」と三拍子そろえば、財布もお腹も心も大満足。午後からのお仕事に向けてしっかりパワーを充電できそうな食堂でした!
    *おまけ*
    コネスト記者コッコが聞いた「ココだけのハ・ナ・シ」
    リニューアル後の評判が上々のソウル市庁の食堂。その評判の裏にはどんな秘話が潜んでいるのでしょうか?

    食堂関係者Yさん:リニューアルに当たっては有名企業の社食に食べに行くなど、力を入れて調査しました。コネストで紹介された○社、×社、△社にも行きましたよ(笑)。椅子ひとつとってもデザイン・材質にまでこだわって完成させた食堂は、どこにも負けない自信があります!
    ソウル特別市庁
    事業内容:行政・財務・文化・福祉など
    社員数:約13,000人(うち本庁勤務は約2,600人)
    ホームページ:www.seoul.go.kr
    <社食データ>
    所在地(別館):ソウル市 中区(チュング) 徳寿宮キル(トクスグンキル) 15
    営業時間:朝食8:00~10:00、昼食11:30~13:00、間食15:00~17:00、夕食18:00~19:00
    一日平均利用者数:朝食100人、昼食1,400人、夕食500人
    一食の価格:昼食2,800ウォン
    メニュー数:不明(昼食の場合1日5品を日替わりで提供)
    社員以外の利用:不可

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              約8,000人が働く本社のマンモス社食にお邪魔しました!
                最終更新日:09.09.05
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