韓国文化と生活

韓国で携帯電話を買おう
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作成日：08.09.16

韓国でも携帯電話は必需品！

今や携帯電話は子供からお年寄りまで、誰もが持つ時代。日本でも韓国でも街中のいたるところで携帯電話でおしゃべりを楽しむ人や、一生懸命メールを打つ人の姿を見かけます。実は韓国の携帯電話普及率は92.2％(2008年６月現在)と日本の携帯電話普及率を上回っており、韓国でも携帯電話は日常生活になくてはならない存在！韓国在住者にとっても、韓国へ来てまず最初に準備したいものの一つだと思います。

「韓国で携帯電話を買いたいけれど、何をどうすれば良いのかわからない！」という方のために今回は韓国での携帯電話の購入についてご紹介します。

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韓国の携帯電話通信会社は３社

韓国の携帯電話通信会社には「SKテレコム」、「KT」、「LGテレコム」の３社があります。国内で圧倒的なシェアを誇るのは「SKテレコム」で、国内の携帯電話利用者の50％近くが加入していると言われています。利用者数で言うと続いて「KT」、「LGテレコム」の順となっています。

しかし2004年に通信会社間での電話番号移動が可能なナンバーポータビリティ制度が導入されて以来各社のサービス競争はとても激しく、現在ではサービス内容や料金にそれほどの差はないようです。各社の料金プランなどをよく比較し、自分に合ったものを選びましょう。

SKテレコム

LGテレコム

携帯電話を契約しよう！

まずは契約の種類からご紹介します。携帯電話の契約には「月額制」と「プリペイド式」の２種類があります。

月額制～韓国滞在ビザを持つ社会人向き

・毎月の基本料金と通話料を翌月に後払いする方式。韓国で最も一般的な契約方法。
・様々な料金プランがあり、選んだプランにより通話料も違ってくる。また、無料通話分が含まれているプランなどもある。
・携帯電話を頻繁に利用する人は月額制で契約したほうがお得。

外国人の契約の際に必要なもの

	SKテレコム	KT	LGテレコム
必要書類	・外国人登録証(在日韓国人の場合は居所申告証)	・外国人登録証(在日韓国人の場合は居所申告証) ・韓国内で発行されたクレジットカード	・外国人登録証(在日韓国人の場合は居所申告証) ・韓国内で発行されたクレジットカード又は通帳コピー
加入費	55,000ウォン	30,000ウォン	30,000ウォン
保証金	20万ウォン	なし	なし

「SKテレコム」の場合、保証金を支払えば自分名義で携帯電話を持つことが可能ですが、「KT」や「LGテレコム」の場合には韓国内で発行されたクレジットカードが必要となります。韓国内での外国人のクレジットカードの審査は厳しいため、韓国内で職を持たない留学生などがクレジットカードを持つのはほぼ不可能。よって留学生などにとっては、自分名義で月額制の契約をすることは難しいというのが現状で、韓国人の知り合いに名義を借りて契約しているという人も多いようです。

お得なメンバーズカードを活用しよう！
「SKテレコム」、「KT」、「LGテレコム」の３社全てから月額制の契約者に対し発行されるメンバーズカードは、映画館やレストラン、カフェ、ショップなどで提示するだけで、割引が適用されるという嬉しいカードなんです。

月額制の契約をした場合には、メンバーズカードの申請もお忘れなく！申請は各社ホームページや直営店、代理店などから行うことができます。

プリペイド式～留学生や旅行者向き

・前もってチャージした金額分だけ通話が可能で、「ソンブル(先払)フォン」や「カードフォン」などと呼ばれる。
・チャージした金額に比例して使用可能な期間が決められている(１～２万ウォンのチャージで１ヶ月程度)。
・最後にチャージした日から一定の期間を過ぎると利用停止になり、その後更に一定期間を過ぎると電話番号自体もなくなってしまうため、同じ番号で長期間使いたい場合には定期的にチャージする必要がある。
・通話料は月額制で契約した場合よりも少し高めだが毎月の基本料金を払う必要はないので、普段携帯電話をあまり利用しない人向き。

外国人の契約の際に必要なもの

	SKテレコム	KT	LGテレコム
必要書類	パスポートまたは外国人登録証(在日韓国人の場合は居所申告証)
加入費	なし

パスポートか外国人登録証(在日韓国人の場合は居所申告証)のどちらかがあれば、自分名義での契約が可能です。留学生はもちろんのこと、旅行者でも簡単に契約することができます。但し、上記通りチャージした金額により使用可能な期間が決まっているので、久しぶりに韓国に来て使おうと思ったら電話が使えないということもあるので要注意！電話番号自体がなくなってしまった場合には、違う番号で再契約する必要があります。

※韓国入国後の日数やパスポートの有効期限など、必要書類があっても店舗によって契約に必要な条件が設けられている場合があります。ご契約の前に手続きを行う店舗へご確認されることをお勧めします。

携帯電話はどこで買う？

各通信会社の直営店や代理店、街中の携帯ショップ、電子商店街(チョンジャサンガ)と呼ばれる電気街、インターネットショッピングなどで購入・手続きをすることが出来ます。端末機の値段は無料(契約の際に一定条件が必要)のものから50万ウォン、60万ウォンするものまで様々です。

デザインや機能にはこだわらず、とにかく安く済ませたいという方には中古もオススメ！お店の在庫状況にもよりますが、安いものだと３万ウォンくらいからです。携帯電話の契約手続きの際にはある程度の韓国語能力が求められます。韓国語に自信のない方は知り合いの韓国人などに付き添ってもらうと良いでしょう。

１．各通信会社の直営店・代理店(新規契約機種変更番号移動料金納付チャージ各種サービスの申込・解約)

各通信会社で直接、または委託を受けて運営している店舗で、携帯電話に関するほぼ全ての手続きが可能(店舗により取り扱い業務に多少の違いあり)です。特に直営店は携帯電話の販売よりも顧客サービスに力を入れている傾向にあるので、端末機の値段が少し高めな場合もあります。

２．携帯ショップ(新規契約機種変更番号移動)

通信会社３社全ての看板が出ている

街中でよく見かける携帯ショップは「販売店」とも呼ばれ、携帯電話の販売を主な目的としています。そのため、料金納付やプリペイド式携帯電話のチャージ、各種サービスの申込・解約などをする際には各通信会社の直営店や代理店へ行く必要があります。

直営店や代理店よりも比較的安い値段で端末機が販売されています。また、通信会社３社全ての商品を扱っている店が多いようです。

３．電子商店街(新規契約機種変更番号移動)

龍山(ヨンサン)の電子商店街や江辺(カンビョン)テクノマートなどのいわゆる電気街には、上で説明した携帯ショップがひしめき合っています。他店との競争も激しいので街中にある携帯ショップよりも安く手に入れられることもあります。

また、中古の端末機を豊富に取り揃えている店も多いです。新村に位置する「JKモバイル」には日本語堪能なスタッフがおり、外国人の契約手続きにも慣れているのでおすすめです。

４．インターネットショッピング(新規契約機種変更番号移動)

「インターパーク」や「オークション」などのインターネットサイトからも新規契約、機種変更、番号移動、中古の端末機の購入などが可能です。

お店で買うよりも安いものなど、掘り出し物もたくさんありますが、ほとんどのサイトが韓国語のみであることと手続きが少し複雑なことから、外国人にとっては利用しづらいという難点もあります。

５．ソウルグローバルセンター

外国人の韓国での生活をサポートするソウルグローバルセンターでは、センター内の窓口にて、携帯電話のプリペイド契約が可能です。ソウルグローバルセンターには日本語スタッフが常駐しているので、わからないことがあれば日本語で気軽に相談ができます。

携帯電話は大事なコミュニケーションツール

「今何してるの？」「ご飯食べた？」などと、これといった用事がなくても友達同士で頻繁に連絡を取り合うのが韓国。慣れないうちは「この人、何でこんなに頻繁に電話をかけてくるんだろう？」と疑問に思うこともしばしばあるかもしれません。

しかし、これは親しい仲であれば当然のことであり、彼らが自分たちの仲間と認めてくれているという証拠！韓国で友達が出来たら、韓国式に自分からもどんどん電話をかけましょう！

またムンチャ(文字)と呼ばれるショートメッセージサービス(SMS)は、通信会社に関係なく相手の電話番号を入力するだけでメッセージ(80バイト、ハングルだと40文字以内)が送れ、１通あたりの送信料が20ウォン程度と安価なため、多くの人々が利用しています。

ムンチャの打ち方も是非覚えておきたいところですね。携帯電話をうまく使いこなし韓国人とのコミュニケーションを図れば、充実した韓国生活を送れることは間違いありません！

携帯電話通信会社ホームページ
・SKテレコム：http://www.tworld.co.kr
・KT：http://www.ktfmembers.com
・LGテレコム：http://www.lgtelecom.com