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韓国文化と生活

  • 毎年夏にやってくる!韓国版「土用の丑」
    韓国には「伏日(ポンナル)」といって、暑気払いで滋養食を食べる日があります。日本でいうところの「土用の丑の日」です。伏日は毎年7月から8月にかけて全部で3日あり、それぞれ初伏(チョボッ)、中伏(チュンボッ)、末伏(マルボッ)と呼ばれています。

    また、3回の伏日を合わせて「三伏(サムボッ)」といいますが、初伏から末伏までの三伏の期間は、1年で最も暑い時期。そのため、この時期の暑さ(韓国語で「トウィ」)のことを「サムボットウィ」と言ったりもします。

    韓国の人々にとって馴染み深い年中行事となっている伏日。伏日の過ごし方や当日の様子、欠かせない食べ物などをご紹介します。
    今年の伏日はいつ?
    初伏を知らせる市場の電光掲示板
    初伏を知らせる市場の電光掲示板
    1年で最も昼間が長い夏至の日から3番目の庚(かのえ)の日を初伏、4番目の庚の日を中伏、そして立秋を過ぎて最初の庚の日が末伏となります。旧暦のため毎年日付が変わりますが、大体7月中旬から8月中旬。

    2019年は、初伏は7月12日、中伏が7月22日、末伏が8月11日となります。
    伏日はどうやって過ごす?
    日本の「土用の丑」は、「夏バテ防止のために鰻を食べる日」として知られていますが、韓国の伏日はどんな風習があるのでしょうか?

    今から約600年前の朝鮮時代には、暑さを避けるため、食べ物や酒を用意して、渓谷などに遊びに出かけていたといわれています。

    宮中では、高位官吏たちに冷たい氷菓子や宮廷の氷貯蔵庫から氷を持っていくことを許可する「氷標(ピンピョ)」が与えられました。
    伏日には避けた方が良いとされること
    火性の盛んな夏場の庚の日は、「金が火に屈する」ということから縁起の悪い日とされ、種まきや旅行、婚姻、病気の治療などは控えられました。
    遠方への旅行
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    新たな人生が始まる結婚式
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    病気や怪我の治療
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    伏日には滋養食を食べる習慣がある
    昔から民間では、伏日の暑さに負けないよう、参鶏湯(サムゲタン)補身湯(ポシンタン)など栄養のつくものを食べる習慣がありました。

    今日でも滋養食を食べる習慣は残っていて、毎年伏日は参鶏湯や補身湯の専門店が大盛況。昼食時には、店の外にまで長い行列ができるほどです。また、企業の社食や学食などでも、伏日には特別メニューとして参鶏湯が出されることもあります。
    専門店の前には長~い行列!
    専門店の前には長~い行列!
    臨時の野外席を設ける店も
    臨時の野外席を設ける店も
    社食に登場した参鶏湯
    社食に登場した参鶏湯
    伏日の定番グルメ!参鶏湯(サムゲタン)
    「参鶏湯」は韓国の代表的な鶏肉料理のひとつで、若鶏の内蔵を抜き、その中にもち米・栗・ナツメ・高麗人参などを入れ長時間煮込んだ料理です。

    夏バテ・滋養強壮などに良いとされ、伏日だけでなく、韓国人が一年中好んで食べる人気料理でもあります。肉は、ほろっと骨から外れるほど柔らかく、箸やスプーンで割きながらいただきます。
    店ごとに個性が表れるのが、滋味深いスープ。薄味であっさりしたもの、韓方薬の香りが強調されたもの、とろりと濃厚なものなど様々です。また、鶏肉が半羽分だけ入った参鶏湯「半鶏湯(パンゲタン)」を用意しているところもあり、少食の方や女性、子どもにおすすめです。
    箸などで食べやすく割く
    箸などで食べやすく割く
    肉は塩につけて食べても
    肉は塩につけて食べても
    もち米ご飯もスープと味わって
    もち米ご飯もスープと味わって
    ノーマルな参鶏湯の次は…こんな変わりダネはいかが?
    烏骨鶏湯(オゴルゲタン)
    肉や皮、骨まで黒い烏骨鶏を使用した参鶏湯。滋養強壮、呼吸器疾患などに良いとされ、一部の参鶏湯専門店に行けば食べられますが値段は少し割高です。
    韓方(ハンバン)参鶏湯
    韓国伝統の韓医学で使われてきた韓方薬。一般的な参鶏湯にも高麗人参やナツメなどが入りますが、さらに数種類の韓方食材が加わった健康参鶏湯です。
    アワビ参鶏湯
    美肌・肝機能向上・疲労回復などを期待できる高級食材アワビが入った参鶏湯。海の幸から出る旨味がプラスされ、贅沢な味わいを楽しめます。
    竹塩参鶏湯
    竹筒に詰めて焼き上げた竹塩は、韓国土産としても人気の韓国伝統食品。竹塩を使うことでまろやかな味わいを楽しめる参鶏湯です。
    伏日のもう一つの代表料理、補身湯(ポシンタン)
    犬肉を用いたスープ。「補身」とは、栄養価の高いものを摂取して身体を強健にする、という意味です。古くは「ケジャングッ」または「狗醤(クジャン)」とも呼ばれていました。

    昨今は犬肉忌避の風潮から「補身湯」という名称を嫌い、「栄養湯(ヨンヤンタン)」、「サチョルタン」と呼ばれることもあります。
    伏日の料理としても名高く、夏バテを防ぐスタミナ料理、または病気の時に栄養をつける料理として食べられます。しかしながら、においや食感が独特なことから、韓国人の中でも犬肉に抵抗のある人は多く、一度も食べたことがないという人も少なくありません。
    サチョルタン(사철탕)の看板を掲げた店
    サチョルタン(사철탕)の看板を掲げた店
    鶏肉より弾力のある歯ごたえ
    鶏肉より弾力のある歯ごたえ
    ネギやニラなど香味野菜と煮込む
    ネギやニラなど香味野菜と煮込む
    まだまだあります!伏日におすすめの栄養食
    参鶏湯と補身湯だけが伏日の料理ではありません。スタミナ補給ができる栄養満点の料理は他にも色々あり、伏日にもよく食べられます。参鶏湯屋の行列には目をつむり、あえて趣向を変えてみるのも新鮮かも!
    鰻(チャンオ)
    たんぱく質やビタミンを多く含むは、夏の疲労回復に最適。韓国では塩や醤油ダレのほか、コチュジャン(唐辛子味噌)ダレなどで調味されます。
    タッカンマリ
    直訳すると「鶏1羽」という意味のタッカンマリ。鶏をまるごと煮込んだ水炊き料理で、肉はニンニクたっぷりの辛味ダレと相性ぴったり。参鶏湯の変化球としていかが?
    どじょう汁(チュオタン)
    カルシウム含有量は鰻の10倍ながら、低カロリーのドジョウ。どじょう汁は地方により調理法が異なりますが、すりつぶさないのがソウル式です。
    海鮮鍋(ヘムルタン)
    イカやエビ、タコに貝類など、海の幸が豊富に入った海鮮鍋は旨味も栄養もたっぷり。熱くて辛~いスープをすすれば、夏のだるさも吹き飛びます!
    伏日は「以熱治熱」で韓国流の暑気払いを
    夏の暑さがピークに達する時期にやってくる伏日。伏日の定番メニューである参鶏湯や補身湯、その他よく食べられる滋養食の共通点を挙げるなら、すべて「熱い料理」だということ。暑い季節は冷たい料理が思い浮かびそうなのに、意外です。

    実は、これは「以熱治熱(イヨルチヨル、熱を以て熱を治す)」という韓国の四字熟語と無関係ではありません。暑さからくる食欲不振や気だるさを熱い料理を食べて解消しようと、韓国では夏場に汗を流しながらアツアツの料理をほおばっている姿をよく見かけます。7月・8月に韓国を訪れる人は、ぜひ韓国流の暑気払いを試してみてはいかがでしょうか?

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