地下鉄駅から始めるソウル街歩き～淑大入口駅～ | 街歩きシリーズ

韓国旅行特集記事

地下鉄駅から始めるソウル街歩き～淑大入口駅～
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本日のテーマ：名門女子大生をプチ体験？韓国の大学街を歩こう

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名門女子大のお膝元

コースの距離：約1.5km、所要時間：120分
「○○大入口駅」や「○○大駅」は、ソウルの地下鉄駅名によく見られるパターン。お察しのとおりこれらは大学名にちなんだもので、地図を見ると近くに大学があることが確認できます。ソウル駅の１駅隣、４号線淑大入口(スッテイック)駅もそのひとつ。

韓国の名門女子大・淑明(スンミョン)女子大学校のお膝元です。大学の街はどんな雰囲気？韓国女子大生の普段の生活風景を少しだけ覗いてみようと、キャンパスへ足を急がせる学生たちと一緒に駅を下りました。

コース01　淑大入口駅～大学前
～ほどよい地元感が心地よい大学前～

9・10番出口の間にある道を進みます。鉄道のガード下をくぐってさらに直進すると、ゆるやかな坂道につながっています。ここが淑大前のメインストリート(地図赤１)。坂道を上ると正面に大学のキャンパスが見えてきます。

粉食、カフェ、美容室…女子好みのお店が並ぶ

女子大前というと、同じく名門の梨花(イファ)女子大学校に近い梨大(イデ)エリアは観光スポットとして有名ですが、それに比べると淑大前はだいぶこぢんまりとした規模。ちょうどいい地元感が、街歩きにぴったりです。

トッポッキが歩道までいい匂いを漂わせている粉食(プンシッ：軽食)店、学生がおしゃべりを楽しむカフェ、小さなアクセサリーショップや美容室…と、大学街らしいお店が立ち並びます。リーズナブルな価格のお店も多く、学生でなくてもつい足が止まってしまいます。

路地の裏は下宿の集中エリア

大学の第１キャンパスの敷地すぐ裏は、学生向けの下宿(ハスク)が集まったエリア(地図赤２)。

表通りとはがらりと雰囲気が異なる静かな路地に、「下宿」というハングルの看板が掲げられたワンルームアパートが並びます。

学生たちの生活を邪魔しないように気をつけて、ぐるりとひとまわりしてみましょう。

淑大生が足しげく通う名物店

キャンパス付近にたくさんあるお店の中でも、「淑大生なら知らない人はいない」といわれる名物店がこちらです。いずれも女性好みの可愛いチョイス。ここはぜひ寄り道してみたいところ！

ワッフルハウス(地図赤３)
イチゴカキ氷とワッフルが看板メニュー。「彼氏が淑大に遊びにきたら一度は連れていく」ところだそう！

タルトッポッキ(地図赤４)
甘辛のトッポッキが、なんとお替り無料！テイクアウトしてキャンパスで食べる人も

石鹸工作所
(地図赤５)(地図赤６)
エリア内に２店舗をかまえる、天然オイルや韓方材料を使った手作り石鹸の専門店

コース02　淑明女子大学校内
～歴史と文化の香りがつまったキャンパス～

坂の正面にあるのが、淑明女子大学校。２つのキャンパスが真ん中に道路を挟んで向かいあうユニークなつくりをしていますが、これは拡張により徐々に建物が増設されていったためだそう。

向かって右側の第１キャンパスは比較的古くからある施設が多く、第２創学キャンパス側は近代的な真新しい建物が並びます。

第１キャンパス

純献館

韓国初の民族女子私学とされる淑明女子大学は、ルーツをたどれば大韓帝国末期の1906年に設立された「明新女学校」にまでさかのぼります。歴史ある建物も多く、第１キャンパスで最も目につくのは、敷地の中央に位置する純献館(スノングァン)(地図緑１)。

元は1940年代に大学の本館として建設され、1977年に今の形に建てなおされたそう。現在は主に人文学系の講義室として利用されています。建物の前にある小さな池と野外広場は、ドラマなどにもしばしば登場する撮影スポット。

純献館前の池。奥に小さくソウルタワーの姿も

施設あちこちにアートな雰囲気が

研究棟をはじめ、語学堂や中央図書館などの建物からなる第２創学キャンパス。

一般の訪問者が出入りできる文化・芸術空間も充実しており、ルネッサンスプラザ(地図緑２)には、演劇やコンサートが行なわれるホールや、「博物館」「文信(ムンシン)美術館」「鄭英陽刺繍博物館」といった施設が集まります。100周年記念館(地図緑３)１階には淑大の歴史が展示された「淑明歴史館」も。

ミュージアムはいずれも入場無料なので、気軽に見学してみましょう。

100周年記念館

所蔵品展示のほか、特別展も開催される博物館

鄭英陽刺繍博物館では
東洋の伝統衣装などの刺繍作品を展示

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コース03　大学～孝昌公園
～大学すぐ裏、静かなリフレッシュスポット～

地図で大学の周辺を見ると、西門側に隣接してキャンパスとたがわないほどの広さの敷地があります。韓国の史跡330号に指定されている孝昌(ヒョチャン)公園です。

朝鮮王朝第22代王・正祖(チョンジョ)の長男である文孝世子(ムニョセジャ)の名前に由来するこちらは、白凡(ペッポン)の名前で知られる金九(キム・グ)をはじめ、朝鮮の独立運動家たちの墓が点在する史跡スポット。一方で、豊かな自然あふれる、淑大生にとってキャンパスの一部のように身近な存在です。

学生が友達や恋人とベンチでおやつを食べたり、勉強の合間のリフレッシュにと、先生と一緒に仲良く散歩を楽しむこともある孝昌公園。季節を彩る木々にすっぽりと包まれた園内は、ソウルの街中であることを忘れてしまいそうな静けさです。

街歩きの最後は、園内をゆっくりと歩きながら時間を十分に味わってみましょう。なお公園の入り口を道なりに下ると、淑明女子大学のもう１つの最寄り駅・6号線孝昌公園駅に出るので、帰りはそちらを利用すると良いでしょう。

女子大生の夜遊びプレイスは？

おしゃれなアルコールスポットなら梨泰院周辺へ

勉強はもちろん、遊びだって満喫する女子大生。授業や試験の後で羽目を外したい気分のとき、淑大生たちがお酒＆夜遊びにくりだすのはどこでしょうか？居酒屋が多いのは、淑大入口駅の東側、南営(ナミョン)駅の付近。

ソウル駅付近の会社員も多く訪れるため、飲んでいると声をかけられることも？また孝昌公園駅から６号線に乗ると、外国人が多いエキゾチックな街梨泰院(イテウォン)エリアがすぐ。

最近では解放村(ヘバンチョン)や漢南洞(ハンナムドン)などのエリア周辺スポットも注目されており、お洒落なバーやカフェに行きたいときにでかけることが多いようです。

地下鉄駅から始めるソウル街歩き

明洞(ミョンドン)などの人気観光地はもちろん、ソウル市内各地や地方都市まで定期的に更新をしている「コネスト韓国地図」。

何気なく見ているだけでもちょっとした旅行気分を楽しめますが、中には気になる地名や場所があったりしませんか？

そこで「コネスト韓国地図」を手にしながら、気になる場所を実際に歩いてみる街歩き企画を、全12回にわたってお届けします。次回の街歩きもご期待ください。

第１回：清凉里駅　▶
第２回：乙支路入口駅　▶
第３回：ワールドカップ競技場駅　▶
第４回：玉水駅　▶
第５回：夢村土城駅　▶
第６回：ポラメ駅　▶
第７回：蚕室駅　▶
第８回：臨津江駅　▶
第９回：淑大入口駅　▶
第10回：新堂駅　▶
第11回：西大門駅　▶
第12回：明洞駅・歴史編　▶
第13回：明洞駅・路地編　▶