龍仁のご当地グルメ・白岩スンデとは？

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龍仁のご当地グルメ・白岩スンデとは？
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更新日：24.10.11

白岩スンデ

「スンデ」とは、豚の腸の中にもち米や春雨などを詰めて蒸した韓国料理で「韓国版ソーセージ」とも呼ばれています。

真っ黒な見た目や独特な味わいが、やや敬遠されがちですが、一度チャレンジしてみると「意外と大丈夫かも？」と食べられる人も多く、２度目からは普通に食べられるようになることでしょう！トッポッキと一緒に食べたり、スープご飯のクッパにして食べたり、お酒のおつまみにスンデを単品、注文するなど食べ方もさまざまです。

スンデは、地域ごとに材料が異なる「ご当地スンデ」があり、ソウル近郊の龍仁(ヨンイン)市の名物スンデが「白岩(ペガム)スンデ」です。

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白岩スンデとは？

白岩スンデ

「白岩(백암・ペガム)」とは地名で、広い龍仁市の東側、利川(イチョン)市方面に「白岩面」という住所があり、５日おきに市場が開かれる「五日市」が今もなお残っています。

この市場では朝鮮時代から「牛と豚の取引」が行われてきた歴史があり、当時、市場の豚の内臓を利用して安価にスンデを作ることができました。

現在の市場は牛市場・豚市場としての役割は終わりましたが、周辺の専門食堂では当時の調理法が受け継がれています。

＜白岩五日市の場所＞

白岩五日市
総合小売店 > 五日市

京畿道龍仁市処仁区白岩面
(경기도 용인시 처인구 백암면 )

一般的な「もち米スンデ」は、やや黒目の色

一般的なスンデは、豚の血ともち米、湯麵(たんめん)でシンプルに作るため、見た目が黒く仕上がりますが、「白岩スンデ」は明るく白っぽい見た目です。

というのも、キャベツ・もやし・ニラ・玉ねぎ・カボチャなどの野菜と、豚の頭や後ろ足、ソンジ(血を固めたもの)、もち米などを用いて完成させるので、見た目も異なり、味も淡白ながらも野菜の旨味が感じられ、食べやすいのが特徴です。

スンデクッパ

スンデそのものを味わうならスンデ単品を。ご飯定食として食べる場合は「スンデグッ(スンデクッパとも)」を注文すると、ご飯になります。スープの中にはスンデ以外に豚肉がたくさん入っているので、お肉をたくさん食べたい人にもオススメ。

２人でお店に入れば、クッパ２つとスンデ単品１つを注文すると、スンデが余すことなく堪能できます。

スープの中にニラを入れるのが定番

ご飯をスープに付けながら味わいます。

お肉もたくさん入っている

龍仁市・白岩面の白岩スンデ有名店

白岩スンデの専門店は現在、５～６店舗ほどあります。どの店舗も店内で手作りしており、微妙に味が異なるので、１店舗ずつ訪問するのもファンの楽しみ方の１つ。一人で訪問しても「スンデクッパ」と「スンデ盛り合わせ」を注文する人が多く、本場の味が満喫して帰路に着くとのこと。

中でも「中央食堂」と「第一食堂」の２店舗が、白岩スンデの「２トップ」として古くから地元の人から支持され、遠方から遥々訪問するというファンも後を絶ちません。

中央食堂(チュンアンシッタン)

「中央食堂」は、1940年代に開業したという白岩面の専門店の中でも特に古い店舗で、キャベツとニラがたっぷり入ったスンデが特徴。

中央食堂(龍仁白岩)
野菜がたっぷり入った白岩(ペガム)スンデの老舗店
京畿道 > 龍仁

5.0 / 5.0
2

第一食堂(チェイルシッタン)

「第一食堂」は1964年に開業したと伝えられ、さまざまな韓国のグルメ番組に出演したり取材を受けるなど、メディアを活用しています。

白岩第一食堂
龍仁・白岩面の白岩スンデを代表する人気店
京畿道 > 龍仁

5.0 / 5.0
2

白岩面にある、撮影セット場「大長今(テジャングム)パーク」

「白岩スンデ」の「白岩面」にある人気の観光名所が「大長今(テジャングム)パーク」です。

時代劇を中心に「宮廷女官チャングムの誓い」、「イ・サン」、「朱蒙」、「善徳女王」、「武神」、「太陽を抱く月」の撮影ロケの他、防弾少年団のSUGAのMVなども撮影された場所です。個人での訪問はやや不便な場所にあるので、ツアーでの訪問が便利。「白岩スンデ」が誕生した街の風景が車窓から眺められることでしょう！

龍仁大長今パーク

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京畿道 > 龍仁

4.9 / 5.0
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ソウルの白岩スンデ有名店

韓国の食堂は店名や看板などに、地名や料理名を入れてアピールするお店が多く、店名に「白岩スンデ」の文字が入っている店舗では確実に白岩式のスンデが食べられます。その中でも人気のお店はこちら！

農民白岩スンデ(ノンミンペガムスンデ)

1963年にオープンした白岩スンデの専門店です。江南(カンナム)・宣陵(ソルルン)駅ちかくの店舗が本店で、市庁(シチョン)駅近くのお店が２号店にあたります。

どちらの店舗とも行列・ウェイティングができる人気店で、特にランチタイムは混みあいます。「白岩スンデ」ならではの柔らかくてジューシーな食感は、ソウル旅行中のスンデ初心者にもピッタリです。